橋下徹氏 兵庫県“資金還流疑惑”で私見「告発があったからこそこのような疑惑が表に出てきた」
2024年08月11日 09:22
芸能
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この問題を巡り、県政の混乱を招いたとして7月31日付で片山安孝氏が副知事を辞職。斎藤氏の肝いり政策の担当理事だった小橋浩一氏は、体調を崩して休んでおり、自ら申し出て今月1日付で総務部付の部長級に降格した。
また、元県幹部の男性が3月に内部告発の文書を一部の報道機関や県議に送付したことについて、内部調査を行った人事当局を所管する総務部のトップだった井ノ本知明総務部長が、7月30日から病欠していることが明らかになっている。
告発文には、2023年11月の阪神・オリックスの優勝パレードについて、県内の金融機関に対し補助金を増額する見返りに、開催資金を寄付するよう働きかけたということも記されていた。この優勝パレード“資金還流疑惑”について、斎藤氏は7日の定例記者会見で「事業をソフトランディングさせるためで適切だった」と述べた。
橋下氏は「【令和5年度12月補正予算の疑惑】斎藤知事は数字を丸くするために4億円にしたと主張する。補正予算ではよくある、と。僕の知事・市長経験では、知事・市長査定で数字をわざわざ丸くすることなどほとんどない」などとし、兵庫県の令和5年度12月補正予算の金融機関への補助金と特殊詐欺犯(オレオレ詐欺など)対策費15億円に言及。この啓発事業費について持論を展開し、「今取り沙汰されている金融機関補助金の4億円と金融機関啓発事業費が計上されている特殊詐欺犯対策費の15億円だけが、令和5年度12月補正予算で億単位で数字が丸くされているという事実は、当然疑っていいことだし、調査対象にもなるだろう」と指摘し、「自死した職員の告発は嘘八百でないどころか、この告発があったからこそこのような疑惑が表に出てきた。この告発を潰そうとした斎藤知事、副知事、兵庫県庁の幹部の権力行使のやり方は完全にアウト」と自身の見解をつづった。