“第2のBTS”発掘に意気込み…「Billboard KOREA」正式ローンチ記念イベントを韓国で開催
2024年08月22日 17:30
写真=「Billboard KOREA」
同イベントは、「Billboard KOREA」の正式ローンチを記念するもので、韓国大衆音楽の約100年の歴史を記念し、K-POPを中心とした韓国の音楽が世界の音楽産業に与えた影響力を証明するために設けられた。
特に、アジアの音楽界を代表するリーダーと、イノベーターたちの功績を称えるための意義深いイベントとして、米ビルボードの社長マイク・ヴァン（Mike Van）と編集長のハンナ・カープ（Hannah Karp）など、海外の著名な音楽業界関係者が出席する。
「Billboard POWER 100」は毎年、世界の音楽業界で最も影響力のある人物を選定し、アーティストと共にその功績を称えるビルボードの代表的なイベントだ。今回の「Billboard K POWER 100」は、「Billboard KOREA」のローンチに合わせ、韓国の音楽の世界的な地位をさらに確固たるものにすると期待されている。
全世界の音楽産業から関心が集まる同イベントには、多くのグローバルアーティストと音楽業界のリーダーたちが参加する。K-POPの世界的な影響力を体験したいという熱意を持って、社長のマイク・ヴァンをはじめ、ブラジル、日本、フィリピンなど、ビルボードのグローバルリーダーたちが参加の意向を表明している。そして、ブラジルを代表する人気歌手ルイーザ・ソンザ（Luisa Sonza）が初めて韓国を訪問し、韓国のアーティストやプロデューサーに会う。また、フィリピンの人気グループSB19なども、祝いの場を盛り上げる予定だ。
彼らのネットワークと交流を通じ、グローバル音楽産業に新たなインスピレーションを与える「Billboard K POWER 100」に関連し、「Billboard KOREA」の発行者であるキム・ユナは、「今回のイベントを皮切りに、『Billboard KOREA』がポップミュージックの本場で第2のBTS（防弾少年団）のようなアーティストを発掘することに重点を置き、韓国のアーティストたちが数十年間切望してきた海外進出の機会を提供するために、様々な拠点を設ける」と明らかにした。また、「ビルボードKだけのアイデンティティを確立し、K-ミュージックと文化を全世界に紹介し、全世界のK-ミュージックファンの共感を引き出したい」という抱負も伝えた。
また、同イベントでは、韓国語と英語で構成されたK-ミュージックアーティストの人名事典「Biographical Dictionary」も公開される予定であり、目を引く。今後、年に1回継続発行されるこのスペシャルエディションは、ビルボード本社が選定したその年のK-POPアーティストの動向を把握できる魅力的な指針書になる見通しだ。
2020年にPMCグループに買収されたビルボードメディアの韓国支社として正式に発足した「Billboard KOREA」は、今後、「Variety」「Rolling Stone」「Robb Report」「WWD」「VIBE」「Artforum」などPMC傘下のメディアにK-ミュージックを含むK-カルチャーを発信するハブとしての役割を担う予定だ。
