TBS龍宝社長 コンテンツの海外展開へ向け「不退転の決意」 オリジナルIP開発に注力
2024年11月01日 14:45
芸能
TBSでは人気番組「SASUKE」が世界160カ国以上で放送され、約25カ国で現地版が制作されるなど「フォーマット販売」が成功を収めている。最近では、今年1月期の大ヒットドラマ「不適切にもほどがある!」が韓国でリメークされることも決定。6月には韓国・ソウルに海外ビジネスの戦略拠点としてTOKYO BROADCASTING SYSTEM KOREA,INC.を設立しており、戦略拠点としている。
龍宝社長も「一番重視しているのが、得意としているクリエーティブ力を強化して新しいオリジナルIPの力を開発していくこと」と説明。「多角的にマネタイズしていくことに積極的に投資し、時間軸や国境を越えて大きなビジネスに拡大させていく」と宣言した。
2021年に長期経営ビジョン「TBSグループ VISION2030」を発表しており、昨年までが第1フェーズ。企画の最初から海外を目指すコンテンツを作るための会社「THE SEVEN」の設立(22年)などを行ってきて、龍宝社長は「成長への種まき期間」と振り返った。同社はNetflixで配信中の実写ドラマ「幽遊白書」などを手がけている。第2フェーズに入った今年を「グローバルビジネス元年」と位置づける。成長戦略投資として1600億円を用意し、さらなるグローバルコンテンツの拡充を目指していく。