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長年の夢、大阪万博で「河内音頭」を熱唱します

2024年05月01日 11:00

芸能

長年の夢、大阪万博で「河内音頭」を熱唱します
大阪府の吉村知事と筆者の対談を伝えるスポニチ大阪版 Photo By スポニチ
 【菊水丸店主 珍宝堂】昨年、この連載のワイド企画で、大阪府の吉村洋文知事と対談を行いました(スポニチアネックスのYouTubeで見られます)。その席で、夏の盆踊り出演の「予定は開けておいてください」とのお言葉を頂戴したのです。2025年大阪・関西万博まで、あと347日。楽しみであります。

 私は前回の1970年(昭45)、大阪万博の時は小学2年生。お祭り広場で行われた「盆踊り大会」を見学した際、ソーラン節や花笠音頭、阿波おどり、おてもやん、安里屋ユンタなどの全国各地の民謡が披露されたのに、河内音頭だけがプログラムに入っていなかったのです。子供ながら大変、傷ついた思い出がございます。17歳で、河内音頭取りとしてプロデビューを果たした後は、先輩方が成し得なかった万博での盆踊り出演を大きな目標に掲げました。

 そうすると、念ずれば花が咲きます。88年(昭63)10月21~30日、オーストラリア・ブリスベン国際レジャー博覧会の日本政府館での公演が実現。2005年(平17)8月24日、名古屋の愛・地球博では、EXPOドームの「大阪の日」盆踊り大会へ出演。10年(平22)7月28日の上海万博でも「大阪の日」盆踊り大会に出演。

 40年を経て悲願達成と言いたいところですが、何か物足りなさを感じました。それは大阪万博のお祭り広場で歌っている幻影が見え隠れしたからでしょう。

 18年(平30)11月23日、大阪・関西万博の誘致成功のニュースに大感激。生きてるうちにもう一度、まさか大阪での開催があろうとは…。そして、55年かかって幻影を打ち消して、実際に大阪の万博で河内音頭を歌える日が来ようとは…。いよいよ、カウントダウンが始まりました。ステージ4の甲状腺がんを克服した私は、櫓(やぐら)の上で「いのち輝く未来社会デザイン音頭」を熱唱します。 (河内家菊水丸)

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