【大阪杯】ブラスト 6~7馬身差を一瞬で併入!池添「完成の域」
2019年03月28日 05:30
競馬
2週連続で乗った池添は「準備運動の段階からフットワークも凄く柔らかかった。本当に良い形で来てくれているな…と思う。牧場からしっかり厩舎にバトンタッチして、先週~今週と順調に来てます」と穏やかな表情。さらに「先週も思ったが、背腰やトモ(後肢)、中身がしっかりしてきた。完成の域に近づいている」と感心しきりだ。
新調したジャンパーについて、大竹師は「ちょっと(製作が)遅れていたのですが…。今日の日に間に合わせました」と目を輝かせ再出発の思いを込めた。悲願のG1初制覇を飾った有馬記念後は従来通り、ノーザンファーム天栄(福島)へ。2月28日に美浦に戻った。指揮官は「有馬記念のダメージがさほどなかったので放牧先でも積極的に時計を出した。いつもなら3週間前に戻るところを1週前倒しで帰厩。今までより本数もこなせている」と順調な過程に目を細めた。
G1馬の金看板を背負っての19年初戦。所属するシルクレーシングの米本昌史代表は1月のJRA賞表彰式で「大阪杯の結果次第だが、宝塚記念も視野に。その結果次第で凱旋門賞に行きたい気持ちもある」と海外の夢も膨らませている。気は早い!?が、英ブックメーカーのウィリムアムヒル社は凱旋門賞(10月6日、仏ロンシャン)でワンピースを単勝17倍に設定。同期&同馬主のアーモンドアイ(9倍)を追うように、世界の注目度も増している。
池添が「コース(阪神)自体は問題ない。内回りが一つのポイントですが、大きい馬でも不器用ではないのであまり心配していません」と誓えば、大竹師も「今までは挑戦者という立場だったが、今年からは追いかけられる立場になる。名に恥じない競馬をしていかなければ…。一戦一戦、真剣勝負と思っています」と譲れぬ思いを語った。