【NHKマイルC】令和初G1はレーン頂く!初合体ヴィットにフィット

2019年05月02日 05:30

競馬

【NHKマイルC】令和初G1はレーン頂く!初合体ヴィットにフィット
ダミアン・レーン騎手を背に坂路で併せ馬で追い切るグルーヴィット(左) Photo By 提供写真
 令和最初のG1「第24回NHKマイルC」は、ダミアン・レーン(25)騎乗のグルーヴィットに注目だ。1日の最終追いは栗東坂路で抜群の動きを披露。平成ラストのJRA重賞・新潟大賞典を勝ったオーストラリアの若武者が勢い十分にG1獲りに挑む。また、同じく栗東坂路で余裕仕上げを施したのがマイネルフラップ。鞍上の松岡正海(34)は、香港クイーンエリザベス2世Cを制した平成最後の日本人G1勝利騎手。平成の余勢を駆る2人が、令和でロケットスタートを切る。
 噂の男がやってきた。レーンは先週から短期免許で騎乗。日曜の東京で名刺代わりの4勝を挙げると、月曜は平成最後のJRA重賞となった新潟大賞典をメールドグラースで制した。グルーヴィットとは初コンビ。松永幹師は「先週のインパクトが凄かった。日本に来るトップジョッキーだなと思った。いいジョッキーに乗ってもらえる」と期待を寄せた。

 レーンとグルーヴィットのファーストコンタクトは開門直後の坂路。雨が降りしきる中でアシュリン(4歳1600万)と併せ馬をこなした。ラストは軽く促され、自己ベストに迫る4F51秒3。ラスト2Fで11秒9~12秒2と一気にギアを上げた。うなるような手応えで半馬身先着。この日の“2番時計”をマークした。鞍上は「日本は競馬のクオリティーだけではなく、設備も素晴らしい」として、言葉を継いだ。

 「ベリーグッド。いい動きをしてくれると思っていたけど、思ったより良かったので満足している。フィーリングも良かった。マイル?ノープロブレムさ」

 新馬、500万とダートで連勝した。前走は芝替わりで初の重賞挑戦。そんな高い壁で2着と“一発回答”。明るい未来が見えた。師は「今回は芝も2回目になるし、前回よりはいいと思う。全体的にだんだん良くなっていますね。追い切りも後ろから追いかける形。時計も見た目も良かった」。さらなる上積みも見込めそうだ。

 NHKマイルCは11年にC・ウィリアムズがグランプリボスで優勝。そのオーストラリアの大先輩から来日に際し、多くのアドバイスを受けてきた。「東京は広くてフェアな競馬場。先週が良かったので、この流れで行ければ」と意気込む若武者。令和初G1も外国人騎手の手綱さばきから目が離せない。

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