英国伝統の夏の中距離G1「エクリプスS」(芝1990メートル)は2日、首都ロンドン近郊のサンダウン競馬場で6頭で争われ、C・スミヨン騎乗で2番人気の仏ダービー馬ヴァデニ(牡3=JC・ルジェ、父チャーチル)が道中、最後方から直線で外に出して差し切りV。勝ち時計は2分5秒2だった。
直線、前がふさがりながらも進路を大外に切り替え、追い上げたミシュリフが首差2着。愛2000ギニー勝ちをステップに参戦したネイティブトレイルが3着に入った。結果を受けて大手ブックメーカーの英ウィリアムヒル社はレース前に9倍で4番人気としていたヴァデニの凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン)オッズを8倍に修正。英オークス2着エミリーアップジョン、愛ダービー馬ウエストオーバーと並んで2番人気タイに浮上した。無敗3連勝中の英ダービー馬デザートクラウンが3.75倍で1番人気。日本馬はタイトルホルダーが13倍で7番人気、ドウデュースが15倍で8番人気タイとなっている。