【有馬記念】ヴェラアズール CW軽く仕掛けてラスト1F11秒5!渡辺師ニンマリ「予想通り」
2022年12月22日 05:20
競馬
ダートから芝に転じて快進撃を始めた異色の5歳馬は、G1初挑戦となったジャパンCでタイトルを獲得。並み居る強豪を自慢の末脚でまとめて差し切った。次なるターゲットは過去4頭しか達成していない「同一年のジャパンC→有馬記念連勝」。近年は舞台適性や中3週のローテが嫌われ、出走馬は減少傾向。06年ディープインパクト以来となる偉業を目指す。師は「ジャパンCであれだけのパフォーマンスであの剛脚。確信に変わりました。末脚を生かすには広い馬場が合っている気がするが、馬群をさばいて来られるのでむしろゴチャついた方がっていうところもある。馬場は荒れてもこなせると思っています」と中山2500メートルの攻略へ自信を見せた。
開業7年目で待望のG1初制覇を飾った渡辺師は、騎手時代にナリタトップロードとコンビを組み有馬記念に3度挑戦。99年7着、01年10着、02年4着と勝利に手が届かなかったものの、02年はファン投票1位に選ばれた。「凄くファンの多い馬でしたね。騎手と調教師ではやるべき仕事が違うので意識はしていませんが、ヴェラアズールもたくさんのファンに愛される馬になってほしいですね」と愛馬に優しい言葉をかけた。日本一決定戦にふさわしいメンバーがそろった今年のグランプリ。中山の舞台であの剛脚を再び見せつける。