【有馬記念】ブレークアップ 初G1も気負いなく好調キープ証明

2022年12月22日 05:20

競馬

【有馬記念】ブレークアップ 初G1も気負いなく好調キープ証明
併せて追い切るブレークアップ(撮影・西川 祐介) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・美浦=21日】“美浦3強”の動向に沸いた有馬ウイークの水曜朝。その陰で好調ぶりをアピールしたのがブレークアップだ。4歳牡馬、先行脚質、アルゼンチン共和国杯を優勝…。高木には15年有馬記念を勝ったゴールドアクターの姿が重なって見えた。
 Wコースでエリソン(2歳新馬)との併せ馬。3馬身ほど前を気分良く先行し、実に軽快なフットワークでピッチを上げていく。最後まで馬なりのまま内で併入。初のG1挑戦を前にしても気負いはなく、好調キープを証明した。時計は6F(1200メートル)84秒3~1F11秒8。黒岩師は「しっかりやった先週の疲れもなくいい動きでした。時計以上の楽な走りだったし、いつもの感じで来ている」と納得の表情を浮かべる。さらに「立ち回りがいいので中山の方が合うと思う。元々緩いタイプで調教はメリハリなくダラッと見せるが、最近は時計が出るようになっている。秋の充実度を感じる」と手応えを得ていた。

 7年ぶりとなるアルゼンチン共和国杯からの戴冠へ。期待は高まるが、師は「前走がハンデ(54キロ)と時計に恵まれた。57キロを背負って速い時計に対応できるかは壁の高い挑戦となる」と冷静な分析は欠かさない。それでも、多くの人気馬が泣いた22年。その年の世相を表す締めのグランプリだけに、高木は美浦の伏兵から目が離せなかった。

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