【阪急杯】サトノラムセス “重”実ボディーでラスト1馬身先着!池添「状態良さそう」
2023年02月24日 05:30
競馬
中京芝1400メートルの前走・トリトンSは後方3番手から。直線でインから外に切り替えると、一頭だけ脚勢が違う、胸のすくような伸びを見せた。勝ちタイム1分19秒8(良馬場)も優秀。冬の中京開催で行われた同距離の7鞍で、最も速かった。橋口師は「デビュー当時から期待していた」と切り出し、追い切りに及第点をつけた。
「馬なりで思った通りの動き。中2週ですけど、思い通りの調教ができています。体重が増えて、体もしっかりしてきました。距離を縮めたことも良かったんだと思います。充実してきましたし、今の状態でどこまでやれるかですね」
休み明けの4走前がプラス10キロと馬体が増えて戻ってきた。前走はデビュー以来最高の486キロ。さらにパワーアップしている。3走前からこの距離に転じて8、2、1着。1~3月は【3・2・0・1】と冬場もめっぽう得意。がっちりと歯車がかみ合ってきた印象だ。
このレースは月末で引退となる池添兼師が、最後の重賞挑戦としてショウナンアレスを送り出す。サトノラムセスの鞍上は池添兼師の息子である池添。調教師はかつて同厩舎で調教助手を務めた橋口師。
池添は「池添(兼)厩舎で巣立った橋口先生の馬に僕が乗って、(父の管理馬による重賞ラストランを)一緒に走りますし、いいレースをしたいですね」と感慨深げ。橋口師も「負けないように頑張りたいですね」と恩返しの一撃を狙っている。
【回避】阪急杯に登録していたディヴィナシオン(牡6=森秀)は次週のオーシャンS(3月4日、中山)に向かう予定。