【阪急杯】サトノラムセス “重”実ボディーでラスト1馬身先着!池添「状態良さそう」

2023年02月24日 05:30

競馬

【阪急杯】サトノラムセス “重”実ボディーでラスト1馬身先着!池添「状態良さそう」
池添謙一を背に坂路をヴェールアップ(右)と併せ馬で追い切るサトノラムセス Photo By スポニチ
 2月競馬も今週がラストウイーク。阪急杯に出走するサトノラムセスが木曜追いで順調な仕上がりを見せた。管理する橋口慎介師(47)は調教助手時代、今月末で引退する池添兼雄師(70)のもとで研さんを重ねた。師匠がショウナンアレスを送る“ラスト重賞”で恩返しの一撃を狙う。
 サトノラムセスは坂路でヴェールアップ(5歳2勝クラス)と併せ馬。馬なりでしまい重点。ハロン棒を通過するごとにペースアップ。ラストは僚馬にサッと1馬身先着した。4F54秒1~1F12秒1を計時。2年1カ月ぶりにコンビを組む池添が感触を確かめた。「併せ馬で付いていって、直線は我慢しながらの形。反応の速さがいいですね。状態は良さそうです」と好ムードをにじませた。

 中京芝1400メートルの前走・トリトンSは後方3番手から。直線でインから外に切り替えると、一頭だけ脚勢が違う、胸のすくような伸びを見せた。勝ちタイム1分19秒8(良馬場)も優秀。冬の中京開催で行われた同距離の7鞍で、最も速かった。橋口師は「デビュー当時から期待していた」と切り出し、追い切りに及第点をつけた。

 「馬なりで思った通りの動き。中2週ですけど、思い通りの調教ができています。体重が増えて、体もしっかりしてきました。距離を縮めたことも良かったんだと思います。充実してきましたし、今の状態でどこまでやれるかですね」

 休み明けの4走前がプラス10キロと馬体が増えて戻ってきた。前走はデビュー以来最高の486キロ。さらにパワーアップしている。3走前からこの距離に転じて8、2、1着。1~3月は【3・2・0・1】と冬場もめっぽう得意。がっちりと歯車がかみ合ってきた印象だ。

 このレースは月末で引退となる池添兼師が、最後の重賞挑戦としてショウナンアレスを送り出す。サトノラムセスの鞍上は池添兼師の息子である池添。調教師はかつて同厩舎で調教助手を務めた橋口師。

 池添は「池添(兼)厩舎で巣立った橋口先生の馬に僕が乗って、(父の管理馬による重賞ラストランを)一緒に走りますし、いいレースをしたいですね」と感慨深げ。橋口師も「負けないように頑張りたいですね」と恩返しの一撃を狙っている。 

 【回避】阪急杯に登録していたディヴィナシオン(牡6=森秀)は次週のオーシャンS(3月4日、中山)に向かう予定。

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