【宝塚記念】イクイノックス歴代最多得票!木村師「関西のノリツッコミにどきまぎしている感じ」
2023年06月09日 05:15
競馬
中間はレース当週の長距離輸送による精神面への影響を考慮し、4日から栗東滞在中。8日、2週前追いを行い、CWコース単走で6F84秒2~1F12秒2。馬なり、しまい重点で駆け抜けた。木村師は「トラブルなく順調に来ています」とうなずき、その上で環境の変化により「美浦で管理していた時とは馬房での雰囲気や馬場に向かうまでの雰囲気が違うので、動きについてそこまで求められない状況です。おとなしく見せているけどナーバス。関西のノリツッコミにどきまぎしている感じ」と笑顔で軽口を交えつつも、慎重に調整を進めている。
前走のドバイ遠征前も、検疫厩舎にいた時に既にナーバスな面を見せていたという。ただ、徐々に現地の環境になじみ、近くにいた日本馬の存在もあり、木村師は「持ち直してくれました」と振り返る。レースは2着ウエストオーバーに3馬身半差の圧勝劇。ワールドクラスに上り詰め、国内でも貫禄のパフォーマンスが求められる。中間は継続して走りのバランスの修正を意識。「相当いいフットワークで走る馬。天皇賞の時が良かったので、戻していきたいですね」と表情を引き締めた。21万票超えの期待に応え、連勝ロードを突き進む。