【高知競輪 開設74周年記念G3よさこい賞争覇戦】阿部将大 高知はお任せ「ギリギリ差せた」
2024年04月14日 18:27
競輪
新山が上昇するが犬伏が突っ張り、出させない。最終ホームでは深谷と坂井がスイッチして新山は7番手。
犬伏のカカリが良く、後方からの仕掛けはない。最終2センターから深谷が踏み込むが伸びを欠く。直線は清水と直後にいた阿部の一騎打ちとなり、阿部が清水のけん制を耐えて伸び切った。
「めちゃめちゃうれしい。メンバーがメンバーなので勝ちにこだわった。スタートは前の方にいないと勝負にならないと思った。いい位置が取れた。犬伏さんの行く気が凄かったので、あとは清水さんを信頼。清水さんの後ろだけを見ていた。最後はギリギリ差せたと思った」
まるで地元選手のように高知バンクの伸びるコースを踏み切った。「街道練習が中心なので、どちらかと言えば街道に近い感じ」。どちらかといえば苦手とする選手も多い高知バンク。しっかり味方につけ、S班選手に伸び勝った。
「今回のレース内容は良くないので、もっと自力を出して勝ちたい」。さらに脚力を強化してのグレードレースでの活躍を誓った。
◇阿部 将大(あべ・まさひろ)1996年(平8)6月14日生まれ、大分県出身の27歳。117期。20年5月デビュー。通算311戦115勝。優勝は20回目。1メートル74、74キロ。血液型A。