【びわこボートG2 秩父宮妃記念杯】吉田拡郎 4カド鋭発捲りで快勝「スタート力を生かせて良かった」

2024年10月20日 17:34

ボートレース

【びわこボートG2 秩父宮妃記念杯】吉田拡郎 4カド鋭発捲りで快勝「スタート力を生かせて良かった」
秩父宮妃記念杯を手に笑顔でガッツポーズをする吉田拡郎 Photo By スポニチ
 ボートレースびわこのG2「第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」は20日、第12Rで優勝戦を行い、吉田拡郎(42=岡山)がカド4コースから捲って快勝。G2は2014年7月の宮島モーターボート大賞以来4回目、特別競走は23年6月の蒲郡68周年記念以来で今年は9月28日の蒲郡以来となる4回目の優勝を達成した。2着は1号艇の大上卓人、3着に地元・滋賀支部の馬場貴也。なお節間売り上げは51億1694万3700円で、目標の50億円をクリアした。
 レース間のスタート練習や直前のスタート展示でも、吉田の気配はさほど目立たなかった。「全く伸びなかったです。もう伸び型にしてしまっているので、スタートは行けるだけ行こうと思っていました」。4カドからの踏み込みは、ただ1人のゼロ台でコンマ03の鋭発だった。「ゼロ台だと思って。でも勘よりさすがに早かった。あまりにもスタートで出し抜いていたので、やってしまったかなと思っていました」。究極の仕掛けで本領を発揮した。

 「足は大したことなかったです。整備(リング交換)もペラも、やることはやって。スタート練習は全然だったので、伸び捲りはないかなと。スタート力を生かせて良かったです。スタート力で飯を食ってるんで(笑い)」と持ち味の鋭発力でVをたぐり寄せた。

 7月以降、月イチペースで優勝しており「最近は調子がいいですね。勝率的にも(今期勝率7.60)。平均スタート(コンマ11)もいいですし、入ってると思うところに信じて行けています」と好調モードに入った。

 獲得賞金は約4429万円で42位に。「(グランプリ)シリーズ(SG、12月17~22日、住之江)には行けそうですね。SGでは全然活躍できてない。茅原(悠紀)くんに肩を並べたい。刺激になっています」と近況のSGで目立った戦績がない。SGクラシック(来年3月25~30日、若松)の権利を獲得し「オーシャンポイントも全然なかったので。まずはSGに参加しないと」。円熟期を迎えたスタート巧者が、SG戦線での活躍を期した。

 ◇吉田 拡郎(よしだ・かくろう)1982年(昭57)4月18日生まれ、岡山県出身の42歳。岡山支部の90期生として02年5月10日、児島でデビュー。14年4月、大村62周年記念でG1初V。14年7月のまるがめオーシャンカップでSG初V。G2は7優出4V、G1は32優出4V、SGは4優出1V。通算225優出58V。同期に長野壮志郎、石野貴之、赤坂俊輔、宇野弥生ら。1メートル69。血液型B。

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