【福岡・GⅢマスターズリーグ】明日開幕 本紙注目は山一鉄也「ウネリ?気合ですよ(笑)」

2024年10月25日 05:00

ボートレース

【福岡・GⅢマスターズリーグ】明日開幕 本紙注目は山一鉄也「ウネリ?気合ですよ(笑)」
一番思い入れがある博多水面で山一鉄也が攻めのレースを展開する Photo By スポニチ
 ボートレース福岡10月最後の開催は匠の決戦。GⅢマスターズリーグ第7戦「マンスリーBOATRACE杯」が26日に開幕する。西島義則、魚谷智之といった歴代のSG覇者を石川真二ら地元勢が迎え撃つ構図だ。本紙注目は夏場に3連続優出を飾り、前走地芦屋で優出して福岡へと乗り込んでくる山一鉄也。当地は通算9Vを誇るドル箱水面。熱いレースでファンを沸かせる。
 生粋の地元水面で山一が燃える。前々回7月の当地戦は篠崎元志ら好メンバーを相手に優出。優勝戦こそ5着に終わったものの、エース格の26号機を節イチ級まで完璧に仕上げきった。ここ最近の福岡は力のないエンジンに泣かされる機会が多く、調整が間違っていないことを証明する収穫の多い一節だった。

 「昔はチルトを跳ねて、伸び型でレースしていたけど、当時は持ちペラだったし、今は難しい。福岡はエンジン差が大きいし、そこそこいいのを引かないと。出足も伸びもある程度ないと厳しいよね。ウネリ?そこは気合ですよ(笑い)」

 どちらかといえば冬場を得意とするタイプで、ここからが本領を発揮するシーズンだ。

 「冬なら冬に向かう調整、夏なら夏に向かう調整。毎年、毎シーズン大幅には変わらない。ただ、その時、その時でペラの流行りの形はあるので、違う形も試すことはある。マスターズ戦も昔とは違うよね。SGや記念で活躍している選手がいるしね。凄いなと感心しますよ」

 当地で積み上げた優勝は9回。15年12月を最後に足踏みが続いているが、区切りとなる10回目の優勝を待ち望んでいるファンの期待は背中で感じている。

 「デビューも初1着も初優出も初優勝も全部福岡。師匠が小畑建策さんだったし、若い頃は特に〝福岡で頑張らないと〟と思っていました。地元で頑張らないとどうするって感じでしたね。もちろん、今も思い入れは一番あります」

 ウネリと格闘しながら当地での経験値を培ってきた。荒波を貫き、攻めのレースを展開する。

〇…当地でのマスターズ戦開催は22年9月以来。前回は準優を唯一逃げた山本英志が優勝戦も他艇の攻めを封じてインから押し切り、翌年のマスターズチャンピオンの出場件を獲得している。他場とは異なり、いかに水面を乗りこなすかが大きなポイントになる。ドリーム戦1号艇に選出されたのは魚谷智之。06年に当地で開催されたダービーでSG初制覇を飾っているように、当地相性は良好。近年はGⅠ戦のみの出走で結果が出ていないが、気にする必要はない。持ち前のシャープな攻めで優勝大本命を請け負う。

 佐々木康幸は9月とこなめで今年5回目の優勝。来年若松で開催されるSGクラシック出場へ大きく前進した。当地はあまり出走機会に恵まれないものの、通算6優出3Vと出場すれば高い確率で優勝戦に駒を進める。決定力が魅力だ。

 マスターズ戦でも自身のスタイルを貫く西島義則もレースを動かすキーマン。8月浜名湖では通算3000勝を達成。24場全場制覇に向けて残すは当地とびわこのみ。今年は4回目の当地戦で調整は熟知しているだけに、今回が最大のチャンスだろう。

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