北京市の警察当局は、偽の身分証を使って北京五輪の開閉会式35枚を含む入場券1579枚を購入しようとしたとして、広告会社経営者ら6人を逮捕した。10日付の北京晩報が報じた。
経営者は昨年3月ごろ、入場券の額面の50―60%の報酬を受け取る約束で弁護士事務所などから合計84万元(約1260万円)を預かった。購入申し込みの際の2500人分の身分証データは、知り合いの建設会社に頼み作業員のものなどを使用した。しかし、受け取りの際に提示するための身分証はデータをもとに偽造。先月、窓口に持ち込んだところを、係員に発見、通報された。
(共同)