体操白井が大好物!銅獲得“パワー源”は駄菓子「蒲焼さん太郎」
2016年08月17日 05:30
五輪
1982年の発売以来、1枚10円で気軽に買えると親しまれてきた駄菓子。材料の高騰や円安の影響で昨春から12円に値上がりしたものの、「うまい棒」などと並ぶ人気駄菓子の地位は、白井が跳馬2本目で見せた着地のように揺らいでいない。3年前、「とにかく安くていっぱい買える。ずっと好き」と公言。同年、ベルギーで開催された世界選手権には50枚を持参したほどだった。
味もさることながら“ひねり”の利いたネーミングも、白井が気に入っている要因かもしれない。茨城県常総市にある菓子メーカー「菓道」の商品だが、同社は全商品の9割に「太郎」と付けている。元祖は76年発売の塩味のあられ「餅太郎」。それ以降、「焼肉さん太郎」「キャベツ太郎」などと「太郎」シリーズを続々と発売。蒲焼さん太郎は、焼肉さん太郎の兄弟商品。同社では消費者に親しみを持ってもらうために「太郎」と付けたといい、「さん」を加えることで「さらに小さいお子さんにも親しみを持って食べてほしい」(担当者)という思いを込めたという。
担当者は本紙の取材に「何十分の一かは分からないが、白井さんの力に少しでもなれているのであれば大変光栄です。感謝をお伝えする機会があればぜひお礼を言いたい」と、駄菓子が結んだ縁を大切にしていきたいとしている。
▽菓道の太郎シリーズ 魚のすり身を薄い長方形に伸ばしたタイプとして「酢だこさん太郎」「のし梅さん太郎」「わさびのり太郎」などがある。いずれも1枚10円前後。スナック菓子には「もろこし輪太郎」「玉葱(たまねぎ)さん太郎」「肉じゃが太郎」、乾燥ラーメン菓子には「ラーメン屋さん太郎」「やきそば屋さん太郎」などがある。菓道では他に「BIGかつソース味」などのヒット商品がある。