“BIG3”1年2カ月ぶりそろい踏み エース級のジョーカーズ
2018年05月28日 05:30
サッカー
本田、岡崎、香川が同時出場した日本代表戦は通算48試合。内訳は30勝9分け9敗で、勝率は7割以上にのぼる。最後に3人がピッチで競演したのは17年3月のタイ戦だが、長年にわたって日本代表をけん引してきた3人が前線にそろうことで攻撃に厚みが加わる。日本代表にとっては重要なオプションの一つになりそうだ。
西野監督は3バックの導入にあたり、ミーティングでマンチェスターCの映像などを使用して選手の理解を促している。本田は「選手がうまく理解すれば、相手ははめにくい」と感想を漏らし、3バックの新システムに希望を見いだしているという。
この日の紅白戦は“途中出場”の形でレギュラーは確約されていない。ただ、経験も実績も十分な3人だからこそ、期待される役割も大きい。思い起こされるのは14年W杯ブラジル大会1次リーグのコートジボワール戦だ。日本は本田のゴールで先制したが、後半17分に相手エースのFWドログバが登場したことで状況は一変。日本は19、21分に立て続けに失点し、逆転負けを喫した。W杯において存在だけで流れを変えられる選手は不可欠。ビッグ3の力量が試される。