【鈴木啓太 視点】“自分たち貫く” 西野監督のメッセージ

2018年06月25日 09:23

サッカー

【鈴木啓太 視点】“自分たち貫く” 西野監督のメッセージ
前半、同点ゴールを決めた乾(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【W杯1次リーグH組   日本2―2セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )】 日本は第1戦と同じメンバーで来たが、コロンビア戦の流れと選手のモチベーションを重視したと思う。相手に合わせるよりも自分たちのサッカーで行こう、相手を恐れていないという西野監督のメッセージも込められていた。セネガルのカウンターが鋭いので警戒していたが、キープ力のある柴崎がいたため、押し上げる時間はつくれていた。3バックという選択肢もあったが、ディフェンスラインで人を余らせるよりも、前線でボールを持っている相手に対して、しっかりプレッシャーをかけていこうという狙いが見えていた。セネガルがボールをキープしている分にはそれほど怖くないので、持たせてショートカウンターで攻撃しようという考えだ。
 前半11分の失点はミスが2本続いたところで、セネガルの圧力が凄く、いい入りをされたため。セカンドボールも拾えず厳しい展開の中で、ミスが出てしまった。一方で、34分の同点ゴールは素晴らしかった。柴崎からのパスを長友が相手のいないところにうまくトラップして乾にスイッチし、決めた。乾の得意な形だった。 (元日本代表MF)

おすすめテーマ

2018年06月25日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム