スペイン1位突破!VARに助けられアスパス弾で2―2ドロー

2018年06月27日 05:30

サッカー

スペイン1位突破!VARに助けられアスパス弾で2―2ドロー
モロッコ戦で同点ゴールを決めるスペイン代表FWアスパス(右)(AP) Photo By AP
 【W杯1次リーグB組   スペイン2―2モロッコ ( 2018年6月25日    カリーニングラード )】 最後は「テクノロジーの目」に救われた。1―2の後半アディショナルタイム。ニアサイドに走り込むアスパスが右クロスをヒールで押し込んだ。一度はオフサイドの判定もVARの結果、ゴールが認められ、土壇場で同点に追いついた。モロッコが猛然と抗議し、騒然となる中、勝ち点1を重ね、スペインの1位突破が決まった。
 イエロ監督「B組を勝ち抜くのがいかにきつかったか。そしてVARがどのようなものであるかが分かった。W杯では小さなミスが命取りになる」

 MFイスコ「VARに助けられた感があるが、VARは獲得すべきものを失わないためにあると思う」

 2度もリードを許す苦しい展開。前半14分、イニエスタとセルヒオラモスの連係ミスから失点した。直後にスペインらしいパスワークで同点とするが、後半36分にはCKから再び勝ち越された。VARがなければ同点弾も幻。16年欧州選手権のイタリア戦以来、22戦ぶりに黒星を喫するところだった。

 前回大会に続く1次リーグ敗退の危機こそ回避したが、この日も2失点と守備に不安を残した。DF出身のイエロ監督は「反省しなければ」と険しい表情。大会直前の監督交代の影響は残っているのか。それでもB組1位となったことで、決勝トーナメント1回戦の相手は世界ランク70位のロシア。2大会ぶりの頂点へ、“運”はまだスペインにある。

おすすめテーマ

2018年06月27日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム