18歳・久保 幻ゴールも別格の輝き!世界に通用「自信」

2019年06月26日 05:30

サッカー

18歳・久保 幻ゴールも別格の輝き!世界に通用「自信」
<日本・エクアドル>“ゴール”にガッツポーズを見せた久保(右)だったがオフサイドの判定(AP) Photo By AP
 【南米選手権1次リーグC組   日本1-1エクアドル ( 2019年6月24日    ブラジル・ベロオリゾンテ )】 日本代表は24日、1次リーグ第3戦でエクアドルと対戦し、1―1で引き分け、決勝トーナメント進出はならなかった。勝てば無条件で突破が決まる一戦でMF中島翔哉(24=アルドハイル)が前半15分に先制したが、20分後に失点。MF久保建英(18=Rマドリード)を中心とした再三の決定機をものにできず、東京五輪世代を軸に臨んだ大会の幕が閉じた。 【試合結果  南米選手権日程&結果  日本代表メンバー
 頭を下げ、両手のひらをすり合わせた。「オフサイドだろうな」。分かってはいたが、久保はそれでも「クリアミスとかにならないかな」と祈らずにはいられなかった。1―1の後半アディショナルタイム。中島のシュートが相手DFに当たったこぼれ球を右足で押し込み、ネットを揺らした。いちるの望みを懸けてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定を祈って待ったが、オフサイドは覆らない。そして、敗退を告げる笛が鳴った。

 「最後の最後までお互いにチャンスがあって、緊張感もあった。楽しかったですし、今、持っているものは出せたかなと思う。(自分の力を)出せなかったものもあるかもしれないけど、出せたものが今できるもの。やり切ったと思う」

 すがすがしく言い切れるほど、18歳は攻撃で持ち味を生かした。前半37分に三好のパスを受け、枠内にインフロントで強烈なシュート。その後も中島へ、前田へ、決定機をお膳立てをする鮮やかなパスを通した。全3試合で計188分のプレー。「ドリブルとか、速いテンポのパスとか。見ている時からそれはできるだろうなと思っていたけど、実際にやっていて、自分の思惑通りではないですけど、やれることはやれたので、そこは自信を持った方がいい」。終えて残ったのは、確かな手応えだった。

 大会開幕日にRマドリード移籍が決定した。世界から注目を浴びる中で、日本の看板を背負って挑んだ初めての公式戦だった。「国を背負って戦うことの誇りだったりうれしさは凄く感じられた。またこういう舞台に立てればいい」。代表最年少ゴールこそ逃したが、「ゴールは決める日もあれば、入らない日もある。これでサッカーは終わりじゃないので、次に向けて頑張るしかない」と前を向く。次なる戦いの舞台は日本人初となる「白い巨人」。一回り大きくなって、久保はまた代表に帰ってくる。

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