J2長崎　3連勝で堅首!FW畑が敵将・高木前監督に感謝の“恩返し”Vゴール

2020年08月30日 05:30

サッカー

J2長崎　3連勝で堅首!FW畑が敵将・高木前監督に感謝の“恩返し”Vゴール — 大宮戦でシュートを打つJ2長崎FW玉田（右から2人目） Photo By スポニチ

【明治安田生命J2第15節長崎1―0大宮（ 2020年8月29日トラスタ）】 “恩返し弾”で勝利を決めた。FW畑潤基（26）が3試合連続で、5戦4発となる今季4点目の決勝ゴール。相手の大宮を率いる高木前監督については「プロになる1年目に獲ってくれた監督。“ゴールを決めて恩返し”という気持ちで（ピッチに）入った」。強く意識した敵将に感謝の気持ちをゴールという結果で証明し「素直にうれしい」と汗を拭った。

　成長著しい畑の活躍が起爆剤となりチームは3連勝。この日も好機を逃さず豪快に仕留めた。「タイミング、インパクトも完ぺき」と自画自賛。自身のゴールラッシュの要因については「チームが自分を見てくれてボールが集まってきている」とチームメートへの感謝を強調した。

　完売となり注目を集めた“5連戦”の初戦を勝ち切り、首位もがっちりキープした。2位北九州も勝利したため、勝ち点差は変わらず首位をめぐる激闘は続く。しかも長崎にとって次節からは、手倉森誠監督が「北信越、信州シリーズ」と呼ぶ新潟、金沢、甲府と続くアウェー3連戦に突入する。長崎に戻らず戦う酷暑の正念場を前に畑は「5連戦全部勝つつもりで。首位の座を譲らずこのまま突き進む」と力強く宣言。チームの新エースが、過酷な日程にも打ち勝つゴールを決めてみせる。

　▼長崎・手倉森誠監督　コントロールする手を選んで、手堅くずるく取った勝ち点3。手堅く勝ったところはコントロールできたと評価。アウェーが3つ続きますが、しっかり勝って戻りたい。