南野、待望のリバプール初ゴール 移籍2年目 最高のスタート
2020年08月31日 05:30
サッカー
0―1で迎えた後半14分から途中出場。4―2―3―1の左MFに入ると、守りを固める相手のディフェンス網を強引にこじ開けた。PK戦では4人目のキッカーとして確実にゴール。敗れはしたが、指揮官は「今日はゴールだけではなかった。ライン間のスペースに入っていった。狭いスペースで本当にうまい」と絶賛した。
今年1月の加入直後、コロナ禍に見舞われた。ロックダウンによるリーグ戦中断でチーム活動も停止。世界屈指と呼ばれるサラー、フィルミノ、マネの3トップの前に14試合で無得点に終わった。しかし、この日は中盤の出場で最強3トップと“共存”。DFファンダイクも「彼(南野)は殻を破り始めている」と期待を込めた。
30季ぶりのリーグ制覇を成し遂げた昨季は貢献できず、悔しさも味わった。だからこそ、2年目に懸ける思いは強い。英紙のデーリー・エクスプレスはチーム最高タイの9点。英衛星放送スカイスポーツはチーム単独最高の8点(ともに10点満点)を与え「ベンチから出てきて、まぶしい輝きを放った」と称賛した。勝負の2年目へ、南野が力強く第一歩を踏み出した。