なでしこ高倉監督 東京五輪代表、サプライズの可能性も!新戦力台頭でうれしい悲鳴

2021年06月16日 15:40

サッカー

なでしこ高倉監督 東京五輪代表、サプライズの可能性も!新戦力台頭でうれしい悲鳴
なでしこジャパンの高倉監督(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が16日、国際親善試合2試合を含む10日間の国内候補合宿を打ち上げた。最終日のこの日は、栃木県内での練習後に高倉麻子監督(53)がオンラインで取材対応。18日に迫った五輪代表発表に向けて、悩める胸中を語った。
 「1年の(五輪)延期で色んな選手を試す機会があり、色んな選手の思いや良さは日々触れてきた。選手の頑張りや、思いは私自身は理解していると思っている。その上で厳しい決断と軍を率いるではないが、大将としては負けない戦をしていくベスト布陣を選びたい」

 東京五輪の1年延期で新戦力が台頭した。MF塩越柚歩(23=三菱重工浦和)は昨秋、最年少の18歳MF木下桃香(日テレ東京V)は今年3月の国内合宿で初招集から生き残った。高倉監督は「1年前にいなかった選手は1人、2人ではない。新しいメンバーが入ってチームの風向きが変わった」とチームにとっては好材料だが、18枠を選ぶ側にとってはうれしい悲鳴でもある。

 前回16年リオ五輪アジア最終予選で出場権を逃した佐々木則夫前監督から、バトンを受けた高倉監督にとっても初の五輪となる。W杯より5人少ない18人の登録枠を選ぶのも、指揮官にとっては初めてで「やはり、23と18では大きく違う」と心境を吐露。それでも、「覚悟を決めて18人を選びたい」と心を鬼にする。

 今合宿に招集された23人を基本に18人を選出するが、高倉監督は「ここにいる選手だけではなく、幅広く、今まで呼んだ選手も含めて決めていきたい」と、今合宿は選外となった実績のあるDF鮫島彩(34=大宮VENTUS)らのサプライズ招集の可能性も示唆した。残り2日に迫った「6・18」で、指揮官は苦渋の決断を下す。

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