C・ロナウドの赤ちゃん死去に敵地で1分間の拍手 英紙「ライバル関係を脇に置き、心から哀悼の意」

2022年04月20日 18:52

サッカー

C・ロナウドの赤ちゃん死去に敵地で1分間の拍手 英紙「ライバル関係を脇に置き、心から哀悼の意」
<リバプール・マンチェスターU>前半7分、敵地アンフィールドで1分間の拍手起きた。なかにはC・ロナウドのユニホームを掲げるサポーターの姿もあった(AP) Photo By AP
 英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)が18日に自身の赤ちゃんの死去を発表したことを受け、19日に行われたリバプール対マンチェスター・ユナイテッド戦で1分間の拍手が起きた。
 男女の双子の赤ちゃんの内、男の子が死去したことを公表したC・ロナウドはリバプール戦を欠場した。

 試合では両チームの選手が黒の喪章をつけてプレー。C・ロナウドの背番号である7番にちなみ、前半7分に敵地アンフィールドで1分間の拍手が起きた。この間、マンチェスターUのサポーターが同選手の応援歌を歌うと、リバプールのサポーターもクラブ応援歌の「You will never walk alone(君は一人じゃない)」をポルトガル代表FWに向けて熱唱した。前半7分から始まった拍手はリバプールサポーターの提案で実現したという。

 試合後、マンチェスターUのラルフ・ラングニック暫定監督は、C・ロナウドの赤ちゃんが亡くなったことに「起こりうることの中で最悪な出来事。私も2人の息子の父親だからよく分かる。我々は彼の側にいるし、一緒にいる。彼と家族が強くいられるよう願っている」と話した。リバプールのユルゲン・クロップ監督はスタジアムでスタンディングオベーションが起きたことに「私にとって、この試合で最高の瞬間だった。これこそがサッカーのあるべき姿。あの時はライバル関係を切り離した。大事なことは一つしかない。一級品のリアクションだ」と語った。宿敵リバプールのスタジアムで割れんばかりの拍手が沸き起こったことに、英紙デーリー・テレグラフは「リバプールサポーターはマンチェスターUとのライバル関係を脇に置き、心から哀悼の意を示した」と感動的な場面だったと報じた。

 なお英紙デーリー・ミラーによると、C・ロナウドの復帰時期はまだ決まっていないという。

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