C・ロナウドの赤ちゃん死去に敵地で1分間の拍手 英紙「ライバル関係を脇に置き、心から哀悼の意」
2022年04月20日 18:52
サッカー
試合では両チームの選手が黒の喪章をつけてプレー。C・ロナウドの背番号である7番にちなみ、前半7分に敵地アンフィールドで1分間の拍手が起きた。この間、マンチェスターUのサポーターが同選手の応援歌を歌うと、リバプールのサポーターもクラブ応援歌の「You will never walk alone(君は一人じゃない)」をポルトガル代表FWに向けて熱唱した。前半7分から始まった拍手はリバプールサポーターの提案で実現したという。
試合後、マンチェスターUのラルフ・ラングニック暫定監督は、C・ロナウドの赤ちゃんが亡くなったことに「起こりうることの中で最悪な出来事。私も2人の息子の父親だからよく分かる。我々は彼の側にいるし、一緒にいる。彼と家族が強くいられるよう願っている」と話した。リバプールのユルゲン・クロップ監督はスタジアムでスタンディングオベーションが起きたことに「私にとって、この試合で最高の瞬間だった。これこそがサッカーのあるべき姿。あの時はライバル関係を切り離した。大事なことは一つしかない。一級品のリアクションだ」と語った。宿敵リバプールのスタジアムで割れんばかりの拍手が沸き起こったことに、英紙デーリー・テレグラフは「リバプールサポーターはマンチェスターUとのライバル関係を脇に置き、心から哀悼の意を示した」と感動的な場面だったと報じた。
なお英紙デーリー・ミラーによると、C・ロナウドの復帰時期はまだ決まっていないという。
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