中村俊輔 現役最後の熊本戦で主将マーク巻き60分間プレー 精度の高いFKやサイドチェンジで会場沸かす

2022年10月23日 15:43

サッカー

中村俊輔 現役最後の熊本戦で主将マーク巻き60分間プレー 精度の高いFKやサイドチェンジで会場沸かす
<J2 熊本・横浜FC>前半、大勢の観客の前でFKを蹴る横浜FC・中村(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J2最終節   横浜FC―熊本 ( 2022年10月23日    えがおS )】 今季限りでの現役引退を発表している横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)が23日、最終節の熊本戦で今季初先発し、後半15分まで60分間プレーした。現役ラストマッチにキャプテンマークを巻いて登場。先発はJ1時代の昨年4月7日広島戦以来、約1年半ぶりとなった。
 44歳3カ月29日でも、その精度や視野の広さは抜け出ていた。前半は精度の高いサイドチェンジなどで会場を沸かせ、38分のFKでは、距離のある位置からFW小川小川航基(25)の頭にぴたりと届けて惜しいシュートを演出。その後に浴びたカウンターでは、素早い切り替えから激しいスライディングタックルで阻止するなど守備でも気を吐いた。

 ハーフタイムを挟んで後半もピッチに立ち、2―3の後半15分にケガから復帰明けのFW伊藤翔(34)と交代となった。下がる際にはピッチから味方が駆け寄り、一人一人とハグ。俊輔が一度、目元を拭う場面もあった。ピッチを出る瞬間には、両チームのサポーターから特大の拍手が降り注いだ。スタッフ、ベンチメンバーとハイタッチを終えた俊輔は、頭の上で大きく手を合わせて会場からの温かな拍手に応えた。

おすすめテーマ

2022年10月23日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム