【森保Jの26人】山根視来 大舞台で生きる“強心臓”「飛躍的にスタミナが伸びた」

2022年11月05日 05:10

サッカー

【森保Jの26人】山根視来 大舞台で生きる“強心臓”「飛躍的にスタミナが伸びた」
日本代表DF山根視来 Photo By スポニチ
 【【森保Jの26人(3)】 】 山根は“強心臓”を持つ。茨城・ウィザス高(現第一学院)時代。1年生の冬ごろ、10メートルダッシュしただけで、膝をつくくらい息が切れるようになった。血液検査の結果、スポーツ貧血でヘモグロビンが異常に少ないことが判明。薬で鉄分の量を増やすと解消されたが、体は予想外の進化を遂げていた。「心臓だけ異常に強くなっていた。酸素が回らない状態でずっとサッカーをやっていたので。そこで飛躍的にスタミナが伸びた」と話す。
 時は過ぎ、被災した東日本大震災後に戻った地元・神奈川で進学した桐蔭横浜大時代。具体的なプロからの誘いがないまま迎えた4年時の15年9月5日だった。天皇杯2回戦の相手は湘南。試合は3―4で敗れたが、ゴールを突き刺すなど気を吐いた山根の力はプロの目に留まった。試合直後、「ぜひ練習参加してほしい。(チョウ貴裁(チョウキジェ))監督も凄く希望している」と誘いがかかった。そして3カ月後に加入が内定した。同大の八城修監督(現総監督)は言う。「自分の人生が懸かっているような試合に強い。結果で全てを覆す力を持っているんでしょうね」

 昨年3月の親善試合・韓国戦では代表デビュー戦で初ゴール。遅咲きのサイドバックは、勝負どころで何かを起こす力を持っている。

 ◇山根 視来(やまね・みき)1993年(平5)12月22日生まれ、横浜市出身の28歳。東京V下部組織からユース昇格を果たせずウィザス高へ。桐蔭横浜大から16年に湘南入り。20年に川崎Fへ加入。国際Aマッチ14試合2得点。1メートル78、72キロ。利き足は右。

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