強敵に燃える三笘 2戦連発でアーセナル逆転!ブライトン3―1勝利貢献

2022年11月11日 04:00

サッカー

強敵に燃える三笘 2戦連発でアーセナル逆転!ブライトン3―1勝利貢献
<アーセナル・ブライトン>後半、ゴールを決め勝利に貢献した三笘(中央)(AP) Photo By AP
 【イングランド・リーグ杯3回戦   ブライトン3-1アーセナル ( 2022年11月9日 )】 ブライトンのMF三笘薫(25)は9日、アーセナルとのイングランド・リーグ杯3回戦に後半開始から出場し、公式戦2戦連発となる決勝点を決めてチームを3―1の逆転勝利に導いた。左肩を痛めていたスペイン1部レアル・ソシエダードのMF久保建英(21)はセビリア戦で前半10分から緊急出場して公式戦4戦ぶりに復帰し、2―1の勝利に貢献。W杯開幕を控え、日本代表が各地で存在感を示した。
 三笘がまたもやゴールをこじ開けた。1―1の後半開始から出場すると、13分にペナルティーエリア内の左寄りでパスを受け、右足で右隅へ。リーグ戦初得点を決めた5日のウルバーハンプトン戦に続く2戦連発で試合をひっくり返し、リーグ首位を走る強豪撃破の立役者となった。

 「いい形で決めることができた。受けた時はカットインしてファー(に蹴る)というのは、ほぼ決めていた」

 笑顔で振り返ったアタッカーはゴール直後に広告ボードを跳び越え、客席のサポーターとゴールを祝福した。

 「あそこであんなに喜ばれると、いきたくなる気持ちもある」。アウェー席を満員にした6000人のサポーターにとっては、名門アーセナルのホームでゴールを祝うことができる貴重な機会だった。国内ではプレミアリーグ、FA杯に次ぐ格付けの大会で両チームとも先発は控えが主体。それでも後半途中から主力を次々と投入してきた強豪の反撃をしのぎ、勝ち切った事実に変わりはない。

 三笘はリーグ戦でも10月1日のリバプール戦で同点弾につながるクロスを入れ、同29日のチェルシー戦では初アシスト。世界的人気クラブを相手に続けて結果を出しており「逆にメンタル的にやりやすい部分もある。スタジアムもいいし、自分の力以上のものが出ている」と分析する。回復途上の右足首はまだ痛み止めを服用しているが、強豪との対戦で発揮している勝負強さはW杯でも日本の武器になる。

 アーセナルでは右脚負傷中のDF冨安が欠場。代表選手にケガ人が続く状況に「本当に痛い」と嘆く一方で「素晴らしい選手がそろっている。自分たちの力を出し切れば(結果につながる)可能性はある」ときっぱり。自身についても「100%ではないし、もっとできるとは思う」と自信を見せ、23日のW杯初戦ドイツ戦へ「出た時に100%でやれれば」と力を込めた。

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