【女子W杯】なでしこ2大会ぶり8強決めた!宮沢が得点ランクトップ5発目、清水は初ゴール

2023年08月05日 18:52

サッカー

【女子W杯】なでしこ2大会ぶり8強決めた!宮沢が得点ランクトップ5発目、清水は初ゴール
<日本・ノルウェー>2大会ぶりの8強入りを決める勝利に歓喜の熊谷(中央)遠藤らなでしこイレブン(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント1回戦   日本3―1ノルウェー ( 2023年8月5日    ウェリントン・リージョナル )】 なでしこジャパンが準優勝に輝いた2015年カナダ大会以来2大会ぶりとなる準々決勝進出を決めた。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は5日、決勝トーナメント1回戦が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」はノルウェー(A組2位)と対戦。オウン・ゴール、清水梨紗(27)の今大会初ゴール、宮沢ひなた(23)の今大会5ゴール目で3―1で勝利をつかんだ。
 さすがの宮沢だった。後半36分、カウンターから抜け出した宮沢が相手3人を背負いながらも冷静にゴール右隅に流し込んだ。今大会5ゴール目で再び得点ランクトップに躍り出た。日本の得意の形でリードを2点に広げ、なでしこイレブンに笑顔がはじけた。

 後半5分に、まず清水がノルウェーゴールをこじ開けた。相手のバックパスのミスを見逃さず駆け込んできた清水がカット。混戦から清水が冷静に右足を振り抜き相手GKの逆を突いてチーム2点目を決めた。先制点はオウン・ゴールだったため、なでしこらしいパスの連続と豊富な運動量でもぎ取った1点。天を仰ぎ、頭を抱えるノルウェー守備陣を横目に、歓喜の花が咲いた。

 守備陣は前半20分に高さで同点ゴールを決められて以降は修正に成功。最後まで2点目を許さなかった。試合後のピッチ上でのインタビューで池田太監督(52)は「ノックアウトステージはしびれる戦いだが、アグレッシブに行こうと共有してきた。みんながハードワークしてくれた」とイレブンを称賛。大きな勝ち越しゴールを決めた清水は「19年に悔しい思いをした。一つ壁を破れたなと思います。今日は凄くいい勝利になった」と少し目を潤ませながらも笑顔で語った。前回大会で悔しい思いをした決勝T初戦を会心の勝利で突破したなでしこジャパン。11年大会以来の女王奪還へ、次戦に大一番を迎える。

 前半開始早々から積極的に攻め込んだ日本は前半15分、左サイドから今大会4得点と絶好調なFW宮沢が鋭いクロスを中央に送ると、相手DFのクリアミスを誘ってオウン・ゴール。貴重な先制点につなげた。しかし、警戒していたノルウェーの高さにやられた。先制からわずか5分後の前半20分、相手11番グーロ・レイテンに頭で押し込まれ今大会4試合目で初失点。同点に追いつかれた後は硬さの取れたノルウェーがパワープレーを中心に圧力を高め一進一退の攻防。前半を1―1で折り返した。

 11日の準々決勝(イーデン・パーク)の相手は、6日にメルボルン・レクタンギュラーで行われる米国(E組2位、FIFAランク1位)とスウェーデン(G組、同3位)の強豪対決(18時~)に勝利したチーム。1次リーグで優勝候補の一角ドイツが敗退したこともあり、どっちのチームが勝ち上がってきても“事実上の決勝”として注目が集まる。

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