元INAC神戸監督・朴康造氏も絶賛!なでしこ3点目の宮沢は「本当に凄かった」8強進出の強さも分析

2023年08月05日 20:51

サッカー

元INAC神戸監督・朴康造氏も絶賛!なでしこ3点目の宮沢は「本当に凄かった」8強進出の強さも分析
<女子W杯決勝T1回戦 日本・ノルウェー>後半、ゴールを決め喜ぶ宮沢(ロイター)
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント1回戦   日本3―1ノルウェー ( 2023年8月5日    ウェリントン・リージョナル )】 なでしこジャパンが準優勝に輝いた2015年カナダ大会以来2大会ぶりとなる準々決勝進出を決めた。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は5日、決勝トーナメント1回戦が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」はノルウェー(A組2位)と対戦。オウン・ゴール、清水梨紗(27)の今大会初ゴール、宮沢ひなた(23)の今大会5ゴール目で3―1で勝利をつかんだ。
 元INAC神戸監督の朴康造氏(43)が日本代表のノルウェー戦の戦いを分析した。

 宮沢選手の3点目は本当に凄かった。あのスピードがありながら、顔を上げて冷静に相手GKの位置をしっかり確認し、どのコースに流し込めば入るか見えていたと思う。落ち着きがあるし、絶対に決められるという自信があると感じた。チームとしても彼女のスピードを生かすいい形ができている。

 2大会ぶりの8強入りの理由は、相手に合わせて多彩な攻撃ができることだと思う。スペイン戦は相手にボール保持される中、カウンターで崩した。この日はノルウェーがブロックを組んできたが、サイドから崩すなど柔軟な攻め方ができる。海外組が過去最多9人に増えたこと、特に長谷川選手、長野選手の両ボランチはプレミアリーグでプレーしており、技術も高く、ボールが凄く落ち着く。体は小さいがフィジカル的にも球際で全然負けていない。慣れや経験が大きいと思う。

 池田監督がいい形でまとめて選手たちの一体感を感じるし、戦い方も凄く整理されている。今は誰が出てもカバーできるのも強みだろう。次戦の相手、米国かスウェーデンはともにフィジカルと技術がトップレベルで優勝候補だが、自信を持って挑んでいい。どういうスタイルにも対応できるし、どっちが来ても勝ちきれると思う。
(元INAC神戸監督)

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