堂安タイム再び、ドイツを「もう一回叩きのめす。デカい態度で帰る」 代表6発中5発が後半

2023年09月08日 03:00

サッカー

堂安タイム再び、ドイツを「もう一回叩きのめす。デカい態度で帰る」 代表6発中5発が後半
シュートを放つ堂安(右)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【日本代表合宿 ( 2023年9月6日    ウォルフスブルク )】 日本代表は6日、ウォルフスブルクで9日のドイツ代表との国際親善試合に向けて練習を行った。W杯カタール大会1次リーグのドイツ戦で後半30分に同点ゴールを決めたMF堂安律(25=フライブルク)は代表6得点のうち、5点を後半にマーク。ドイツはラスト30分以降にオープンな展開になると予想する背番号10は、「堂安タイム」で再び金星を挙げる覚悟を語った。
 打倒・ドイツの斬り込み隊長はこの日も“絶口調”だった。気温が30度に迫ろうかというドイツ北部では季節外れの暑さの中、約1時間半の練習を終えた堂安は疲れの色も見せず「(ドイツを)もう一回叩きのめしてやろうと。デカい態度で帰れるように頑張ります」と不敵な笑みを浮かべた。

 代表で5点を後半に決めている堂安の自信の根底には、ドイツ1部での経験則がある。「ドイツが前から来るなら後ろは空いてくる。ブンデスの傾向も同じでラスト20、30分はオープンな展開になる」と冷静に分析。「(W杯でも)自分が出た時間帯はかなりスペースが空いていたのでそこはチャンス」。W杯ドイツ戦では1点を追う後半26分から出場、4分後に同点弾を決めただけに、W杯同様“堂安タイム”の再現を誓った。

 ドイツからゴールを奪った堂安に対して、意外にも健闘を称える声が多かったという。フライブルクのサポーターもチームの選手が大舞台で決めたことを喜んでくれたといい「ドイツ代表のことを応援していないドイツ人が多い印象がある。代表チームにはワンチームになっているイメージはない」と“心の隙”も突く考えだ。

 今季ここまでリーグ戦3試合で無得点。代表の背番号10としては物足りない印象もある。親知らず抜歯の影響もあり、まだ90分フル出場もない。先発には万全とは言い難いが「調子を上げていくのは練習から意識している。それを続ければ得点は見えてくる」。9カ月ぶりの値千金ゴールを浮上の起爆剤にするつもりだ。

 ▽22年W杯カタール大会のドイツ戦 11月23日に1次リーグE組第1戦で対戦。

 日本は前半33分にギュンドアンのPKで先制を許した。

 後半から3バックに変更し、三笘、浅野、堂安ら攻撃的な選手を投入。30分に堂安が同点弾、38分に浅野が決勝弾を決めて2―1で勝利した。

 日本がW杯で優勝経験国から勝ち点を奪ったのも、逆転勝利も初めて。

 第3戦でスペインも破った日本は勝ち点6で1位突破、ドイツは勝ち点4の3位で2大会連続の1次リーグ敗退に終わった。

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