新潟・高 地元で2戦連発だ 29日アウェー川崎F戦 実家は等々力競技場から徒歩7分

2023年09月29日 04:00

サッカー

新潟・高 地元で2戦連発だ 29日アウェー川崎F戦 実家は等々力競技場から徒歩7分
雨の中の最終調整で笑顔を見せる高 Photo By スポニチ
 J1新潟は29日、アウェーで川崎Fと対戦する。川崎市出身で川崎FU―15育ちのMF高宇洋(25)は、前節の横浜FC戦でJ1初ゴールをマーク。今節も得意のボール奪取から積極的に攻撃に絡む構え。2戦連続ゴールを決めて、チームを今季初の連勝に導くつもりだ。
 高の表情は自信に満ちあふれていた。前節の横浜FC戦でJ1初ゴールを決めて乗り込む敵地。「みんなが喜んでくれたし、ああやって決められたのはうれしかった。もう1回その感覚を味わいたいという思いが強いので、チャンスがあれば決めたい」と2戦連続ゴールに意欲を示した。

 27日の非公開練習でも、実戦形式の中でゴールを決めたことを明かした。「前に詰めて、ゴール前に押し込んで決めることができた。そういう感じが明日(29日)も出るといい。いい感覚もあるので取り切りたい」とボランチが積極的にゴールに迫るという理想とするプレーを、しっかりと体現できているのは心強い。

 等々力競技場は実家から徒歩で7分。少年時代によく観戦に訪れた思い入れのある場所だ。「ずっとチームの応援をしていたし、当時はジュニーニョ(03年~11年まで所属)が好きでした」と川崎Fのプレーに魅了されていた。等々力でプレーするのはG大阪時代の19年3月17日以来、4年ぶりとなる。その時はフル出場し1―0の勝利に貢献している。「あの時よりも成長した姿を見せたい」と得意のボール奪取に加え、攻撃的な姿勢も披露するつもりだ。

 川崎Fとは3月11日のホーム戦で1―0で勝利しているが、8月30日の天皇杯準々決勝では延長PK戦の末に敗れている。勝ち点6差で9位の相手に対し「プレースタイルが似ているし、Jリーグを引っ張ってきた素晴らしいチーム」とリスペクトしながらも「そこを上回っていかないと上には行けない」と強敵を倒してリーグ戦2勝の“シーズンダブル”で上位との差を縮めていく。そのために一歩も引くつもりはない。「寄せるのではなく倒すくらいの勢いでボールを奪っていく」。高の鋭いボール奪取から攻撃のチャンスをつくっていく。

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