森保ジャパン国際Aマッチ6連勝!“誰が出ても機能する”主力不在も選手層の厚さに手応え

2023年10月17日 21:20

サッカー

森保ジャパン国際Aマッチ6連勝!“誰が出ても機能する”主力不在も選手層の厚さに手応え
<日本・チュジニア>前半、指示を出す森保監督(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【国際親善試合   日本代表2-0チュニジア代表 ( 2023年10月17日    ノエビアスタジアム神戸 )】 日本代表は17日、ノエビアスタジアム神戸でチュニジア代表と対戦。前半43分にFW古橋亨梧(28=セルティック)、後半24分にはMF伊東純也(30=Sランス)が決め、2-0で難敵から勝利を手にした。
 第2次体制発足以来、森保監督が目指す「3チーム分の選手層」をフル稼働させて6連勝を達成した。

 登録選手が26人から23人に3減するW杯アジア2次予選だけでなく、ここ数試合は来年1月のアジア杯も見据え、緊急時にも対応できる「ポリバレント(複数ポジションをこなせる)」な選手を積極的にテスト。三笘、中村が欠場した左サイドでは旗手が2人とは異なる持ち味を見せれば、久保も得意な右サイドではなくトップ下で鎌田不在を感じさせないプレーでチームをけん引。W杯予選まで1カ月を切ったが、主力不在という厳しい台所事情にも対応できるメドが立った。

 今回の招集メンバーのうち、約11カ月ぶりに代表復帰した中山はサイドバックだけではなくボランチもセンターバック(CB)もプレー可能。町田もCBと左サイドバックでプレー、旗手は左サイド以外にもインサイドなどマルチタスクをこなせる貴重な戦力だ。指揮官は「一番得意なポジションを持ちながらも、複数ポジション、システムでプレーしてほしい」と選手に伝えるなど、ここ数試合は「ポリバレント」を重視した。

 6試合24得点という結果は「誰が出ても機能する」という指揮官の狙い通りの強化が進んでいることの証左だ。ただ、W杯予選、そしてアジア杯という長く厳しい戦いに向けて「押し込まれた時の攻撃を考えないといけない」と課題も指摘。ケガだけではなく、長距離移動による海外組のコンディション不良も含め、ありとあらゆるアクシデントに対応するため「戦術の幅を広げ、個の経験値を上げる」という準備は着々と進んでいる。(河西 崇)

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