森保ジャパン W杯2次予選に向け異例120人リストアップへ 過密日程リスク回避

2023年10月19日 05:00

サッカー

森保ジャパン W杯2次予選に向け異例120人リストアップへ 過密日程リスク回避
報道陣の取材に応じる日本代表森保監督 Photo By スポニチ
 日本代表が異例の「120人体制」で26年W杯北中米大会アジア予選に臨むことが18日までに分かった。協会関係者によると、すでにアジアサッカー連盟(AFC)に提出する予備登録メンバーをリストアップ。11月16日から始まるW杯アジア2次予選の初戦ミャンマー戦(パナスタ)へ向けて、120人以上が登録される見通しとなった。
 来月から8大会連続W杯出場を懸けたアジアの戦いに挑む森保ジャパンが、異例の大所帯になる。14年W杯ブラジル大会アジア予選は77人、18年W杯ロシア大会同予選は100人が登録されていたが、今回は120人以上が予備登録される見込み。ベンチ入りメンバーは従来の23人に戻ることが決定した中、過去のW杯予選を上回る人数になる。

 背景には過密日程や長距離移動による疲労への配慮やケガ防止、選手層の拡大がある。現代表はほとんどが海外組。欧州CLや欧州Lなど最高峰の舞台で選手が多い。週2回のペースで試合をこなす中、久保が「キツさがあるのは事実」と話したように欧州とアジアの往復は大きな負担。10月の国際Aマッチ2試合はMF三笘が体調不良で辞退、MF鎌田とMF堂安がコンディション不良で不選出になっていた。

 森保監督はチュニジア戦から一夜明けた18日、2チーム構想については否定的な見解を示した。だが第2次政権発足後は計44選手を招集し、さまざまな組み合わせを試しながら現在6連勝中。主力が欠けてもチーム力を落とさないだけの層の厚さができた。120人の中には招集歴のない選手やパリ五輪世代も多く入っているもよう。登録者数は無制限で新戦力の台頭とともに増やしていく構えだ。

 いよいよ長く険しいアジアでの戦いが始まる。森保監督は膨大なリストと向き合いつつ、目指すW杯8強進出へ向けて最強のチームをつくっていく。

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