阪神・岡田監督と親交あるINAC神戸・安本社長「キックインをお願いしたい」 11日にWEリーグ開幕

2023年11月07日 17:21

サッカー

阪神・岡田監督と親交あるINAC神戸・安本社長「キックインをお願いしたい」 11日にWEリーグ開幕
7日付スポニチ(大阪版特集面)を手にするINAC神戸・安本社長 Photo By スポニチ
 38年ぶりの日本一に輝いたプロ野球阪神の岡田彰布監督と親交が深いINAC神戸・安本卓史社長は王座奪回を誓った。
 「球史に残る激戦でしたし、自分たちも“アレ”したいですね。選手たちもその思いは持っているみたいで、阪神からの刺激は大きい」

 3年目を迎えるWEリーグは11日に開幕。2年ぶり2度目の優勝を目指すINAC神戸は、ホームで新潟Lと対戦する。

 安本社長は元々野球少年。メンバー入りできなかったものの、近大付が選抜で優勝した1990年も同部で汗を流していた。自身と岡田監督の実家は徒歩圏内。小学生の頃は「写真を一緒に撮ってもらったり、サインしてもらったりした」。その後、楽天やJ1神戸を経て18年10月からINAC神戸の社長に就任。そして再び岡田監督との縁ができた。今年8月には女子W杯に出場したGK山下杏也加とDF三宅史織を甲子園へ連れていき、岡田監督が会ってくれたという。

 多い時には年間4、5回はラウンドするゴルフ仲間。日本一達成時にはSNSを通じて祝福のメッセージを送り、12月にはラウンドする予定という。岡田監督については「記憶力が抜群。ゴルフのコースや僕のプレー内容も覚えているし、自身の現役時代のあの試合はこうだったとか…。中学、高校、大学時代全てのことが頭に入っている。そういう方なので恐らく“次の瞬間はこうなる”というのは見通せる。そして、とっさに答えを導き出す人だと思います。もちろん、僕が押しかけていたのも覚えていて“お、あの時の子か”と覚えてくださっていました」と感嘆する。

 日本シリーズは全7試合を現地観戦した。応援のためだけではなく、スタッフを連れ、女子サッカー普及につながるヒントを得ようとした。そこで魅力を感じたのはオリックスの「バファエール」という応援歌。女性パートと男性パートがあり、最後は全員で歌う。「コンテンツとして楽しい。女子サッカーもこういうところから学ぶべき。良いものはパクりで良いし、僕はそのときは潔く“パクりました”と言います」と笑う。第7戦終了後に両チームが相手応援団に挨拶したシーンも「お客さんに対するリスペクトを感じました」という。

 「お客さんが楽しめる要素を、一つでも二つでも散りばめていきたい。12月にお会いした時に、岡田さんにキックインをお願いしたいですね」

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