U22福田師王 飛び級19歳が五輪エース名乗り!途中出場2分後に一発回答弾 アルゼンチン5発粉砕

2023年11月19日 04:40

サッカー

U22福田師王 飛び級19歳が五輪エース名乗り!途中出場2分後に一発回答弾 アルゼンチン5発粉砕
<日本・アルゼンチン>後半、ゴールを決める福田(左から2人目)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【サッカー・国際親善試合   日本5-2アルゼンチン ( 2023年11月18日    静岡市・IAIスタジアム日本平 )】 来夏のパリ五輪出場を目指すU―22日本代表は、チーム発足後初の国内試合でU―22アルゼンチン代表に5―2で快勝した。初招集のFW福田師王(19=ボルシアMG)が途中出場からわずか2分後にデビューゴール。FW細谷真大(22=柏)がA代表に昇格し、不在となった1トップ争いに19歳の新星が加わった。
 有言実行の鮮烈デビュー弾だった。前日の公式練習後にゴール宣言していた福田が代表生き残りを懸けて一発回答。「出たら絶対に決めると思っていたので、決められて良かった。シュートは自信があったので決めちゃいました」とどや顔。大岩監督から「やったな」と祝福されると「あざーす!」と返すなど、福田節全開だった。

 洞察力が光ったゴールだった。前半にベンチから試合を見ている中で「センターバックが広がって間が空いてるのを見つけた」と分析。ボランチのMF藤田譲が自陣深くでボールを持つと相手ゴールに向けてスプリントを開始した。「みんなうまい選手なので、走り込んだらボールが出てくると信じて走った」。縦方向へのロングパスで相手DFの裏に抜けて一気に2人を置き去りにすると、相手GKとの1対1では冷静に股抜きゴール。現役時代にアルゼンチン代表主将も務めた敵将のマスケラーノ監督を落胆させる一撃だった。

 今年1月に神村学園からJクラブを経由せずにボルシアMG入り。現在所属する23歳以下のセカンドチーム(4部相当)ではプロ2季目でここまで11試合5得点。屈強な海外選手相手に競り負けないように背中と臀部(でんぶ)付近を中心に強化し、体重は4キロ増の74キロと肉体改造の成果を披露した。

 今回は細谷がA代表に昇格した中での初招集。目標のパリ五輪に出場するためには、細谷らとの1トップ争いに勝ち抜く必要がある。「(細谷)真大君みたいに凄いFWの選手がいるので負けないように頑張りたい」。神村学園時代には高校選手権得点王に輝いたストライカーが、目標のパリ五輪出場へ強烈なインパクトを残した。

 ◇福田 師王(ふくだ・しおう)2004年(平16)4月8日生まれ、鹿児島県鹿屋市出身の19歳。神村学園高2年時には高校総体で優秀選手&得点王。3年時は高校選手権で得点王に輝き、3年連続優秀選手。日本代表はU―16世代から選出。今年5月に行われたU―20W杯メンバーにも選出されたが先発出場はなく無得点に終わった。憧れの選手はFWレバンドフスキ(バルセロナ)。1メートル78、74キロ。利き足は右。

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