【アジア杯】日本代表・GK前川 弟分への批判に反論「外野が言うのは簡単」

2024年01月21日 04:44

サッカー

【アジア杯】日本代表・GK前川 弟分への批判に反論「外野が言うのは簡単」
練習に汗を流す前川(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 日本代表は20日、第3戦インドネシア戦(24日)に向けて1時間ほど調整した。2試合連続で2失点と守備に不安を残す中、GK前川黛也(29=神戸)は先発したGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)への批判の声を一蹴。GKチーム一丸で今後も戦っていく覚悟を示した。
 GKチームで最年長の前川が弟分への批判に反論した。2試合連続の2失点。先発したGK鈴木への批判に「(1失点目は)全然ミスではない。失点においてキーパーはキーパーで修正しないといけないが、必要以上に言われ過ぎていると思っている。外野が言うのは簡単」と強い口調で言った。

 「(鈴木)彩艶が救っているところというのもたくさんある。一つのミスで批判されるのはプロである以上は仕方ないとはいえ、ちょっと集中しすぎなんじゃないかなと思う」

 イラク戦の会場は完全アウェーな状態だっただけに「あの雰囲気の中でやれるのは本当に普通ではない」と強調。ネット上で厳しい批判を浴びる21歳の有望株を気遣った。

 29歳が大事にするのは、GKチーム一丸の姿勢だ。「GKは彩艶だけじゃないし、全員が責任を背負ってGKチームで戦っていかないといけない」。父・和也さんは92年アジア杯の準決勝で、正GKだった松永成立の退場を受けて途中出場し、決勝でも安定したプレーを披露。当時、代表選手としてプレーしていた森保監督とともに日本に同大会初制覇の栄冠を運んだ。

 今大会も、先発陣のてこ入れにより、史上初となる親子でのアジア杯出場の可能性も十分ある。若いGK陣の兄貴分として、チームを救う準備はできている。

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