【アジア杯】韓国メディア 自国の決勝T進出を懸念「7人も“ファウルトラブル”を抱えている」

2024年01月21日 19:23

サッカー

【アジア杯】韓国メディア 自国の決勝T進出を懸念「7人も“ファウルトラブル”を抱えている」
15日のバーレーン戦でイエローカードを受けた韓国代表DFキム・ミンジェ(中央4番)(AP) Photo By AP
 韓国メディア「isplus」は21日、男子サッカー韓国代表(世界ランク23位)が出場しているアジア杯で決勝トーナメントに進んだ場合の“ファウルトラブル”を懸念。「もしDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)がマレーシアとの最終戦に出場してイエローカードを受け取れば、決勝トーナメント初戦に出場できなくなってしまう」と報じた。
 アジア杯64年ぶりの優勝を目指す韓国は前日のヨルダン戦に引き分け、1勝1分け勝ち点4で1次リーグE組2位。グループの順位決定は最終節に持ち越しとなったが、勝ち点を4に伸ばしたことで1次リーグ突破が濃厚に。他の組の結果次第では最終節25日マレーシア戦前にも決勝トーナメント進出が決まる可能性が出てきた。

 すると同メディアは今大会が警告(イエローカード)2枚累積で次の試合に出られなくなることに触れ「DFキム・ミンジェだけでなく、FWソン・フンミン(トットナム)、FWオ・ヒョンギュ(セルティック)、FWチョ・ギュソン(ミッティラン)、MFパク・ヨンウ(アルアイン)、MFファン・インボム(レッドスター)、DFイ・キジェ(水原)も累積警告を抱えたままプレーしなければならないという“ファウルトラブル”を抱えている」と報道。計7選手がマレーシア戦でイエローカードを受けると、決勝トーナメント初戦は出場停止となる危険性があるとした。

 さらに「この7人の中でポジションとチーム内の役割を考慮すれば、どうしても警告を受ける可能性が一番大きいのはセンターバックであり活動範囲も広いDFキム・ミンジェだ」と持論を展開。「特に韓国の16強相手が日本またはサウジアラビアなど優勝候補同士の対決になる可能性が大きいという点でDFキム・ミンジェが出場停止となることは“致命的”になってしまう恐れがある。それを避けるためにも戦力差が大きい同組“最弱”のマレーシア戦だけは温存し、厳しい戦いになりそうなトーナメント初戦で起用可能にしなければならない」と報じた。

 そして本来なら前日のヨルダン戦に勝利していれば同組1位突破が決まっていたはずだったとし「一番良いのは16強進出を早々と確定させ、消化試合となったマレーシア戦でDFキム・ミンジェを温存するというのがベストなシナリオだったが、ヨルダン戦に引き分けてしまったため全てが“台無し”になった」と嘆き。1次リーグ突破は濃厚となったものの、当然マレーシア戦に敗れれば“最悪の場合”一転して敗退となる危険性もわずかだが残すとあって「DFキム・ミンジェのいない守備ラインはこれまでも不安定さを見せたことがあるため、クリンスマン監督がDFキム・ミンジェをスタメンから外す決断を下すのは難しい判断になる」と悩ましい指揮官の心情を推察した。

 <1次リーグE組は韓国、ヨルダン、バーレーンの“三つ巴”>E組はマレーシアが2連敗で敗退決定。2試合を終え勝ち点4でヨルダン(得失点差+4)と韓国(得失点差+2)で並び、勝ち点3のバーレーン(得失点差-1)が追う展開に。韓国は第3戦マレーシア戦に引き分け以上で自力突破決定。順位決定は同時刻に行われる予定のヨルダン―バーレーン戦の結果次第へ。勝ち点がヨルダンと並べば得失点差等の比較となり、バーレーンと並んだ場合は直接対決で勝利している韓国の順位が上位となる。また、韓国とヨルダンは他組の結果次第では最終節を待たずして決勝トーナメント進出決定の可能性も。F組第2戦で勝ち点0のオーマーンとキルギスがそろって敗戦し、第3戦を終えたA組の3位が勝ち点3以下に終わると、“最速”で22日にも決まる。

 ◆アジア杯1次リーグ順位決定方法 1次リーグは24チームが6組に分かれ、各組2位までと3位の成績上位4チームが決勝トーナメントに進む。1次リーグは勝ち点で並んだ場合、当該チーム間の勝ち点、得失点差、得点数を比較。同じだった場合は1次リーグ全体の得失点差、同総得点で順位を決める。それも並ぶと当該チームが最終戦で同会場の場合はPK戦へ。それ以外の場合は警告や退場を点数化した反則ポイントで優劣をつけ、そこでも並んだ場合は最終的に抽選となる。

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