新潟・長谷川巧 J1初ゴールで全快祝い 右太腿負傷乗り越え今季初出場へ

2024年04月03日 09:41

サッカー

新潟・長谷川巧 J1初ゴールで全快祝い 右太腿負傷乗り越え今季初出場へ
右腿のケガも癒えて磐田戦で今季初先発が濃厚な長谷川巧(撮影・渡辺直美) Photo By スポニチ
 J1新潟はきょう3日、アウェーで磐田と対戦する。2日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。30日の柏戦から中3日とあって、メンバーを入れ替えて臨むことが予想される中、右太腿を負傷し出遅れていたDF長谷川巧(25)の今季初先発が濃厚。今季初出場でJ1初ゴールを決め、引き分けが続くチームの起爆剤となる。
 長谷川巧にとって磐田戦がケガからの復活を告げる“開幕戦”となりそうだ。「今シーズンはここまで試合に出ていないし、ここ2試合引き分けで来ている。勝利に貢献できるようにしたい」と表情を引き締めた。

 沖縄キャンプ中に右太腿を負傷。一度復帰したが、再び同じ箇所を痛め、約1カ月間別メニュー調整となった。昨年右サイドバック(SB)から右サイドハーフ(SH)へコンバートされ、持ち味の推進力を武器にSHとしての飛躍が期待されていた中でのケガ。だが、焦りはなかった。「同じところを3回ケガしないようにゆっくり時間をかけながらリハビリできた。リハビリも結構ハードだったのでコンディションは凄くいい」。ケガを治すことはもちろん、しっかりと戦えるコンディションを整えた。

 17日に行われた新潟医療福祉大との練習試合では、右SHで出場しゴールも決めて好調をアピールした。現在はSBとSHの“二刀流”で試合出場のチャンスをうかがっている。「SHでもSBでも攻撃ではやることはそう変わらないので、難しく捉えていないし、どちらでも持ち味を出せるようになりたい」とボールを持ったら迷いなく、強引なまでに前へ進む推進力で見せ場をつくるつもりだ。松橋監督は「長谷川巧に限らず、試合に選ばれない悔しさの中でのチャレンジは素晴らしい。試合に出て受け身に回るのは良くないので、守りに入らず試合に選ばれた時こそチャレンジしてほしい」とエールを送る。

 新潟U―18時代の15年から2種登録選手としてJ1の舞台を経験。17年からトップ昇格したものの期限付き移籍を重ね、J1でプレーしたのは17年と昨年の2年間でリーグ戦ではゴールがない。昨季からJ1でのゴールを目標にしており「早くゴールを決めたいし、アシストでもチームの勝利に貢献したい」と話す。磐田戦でゴールを決めれば今季初出場、J1初ゴールだけでなくクラブのJ1通算600得点となる。「決められたらラッキーですね。でもあんまり狙うと取れないんで」と平常心を持ちながらアグレッシブさを前面に出していく。

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