【五輪最終予選】パリ五輪出場へ導いた大岩監督「ホッとしました」も「決勝勝つ準備をする」

2024年04月30日 04:34

サッカー

【五輪最終予選】パリ五輪出場へ導いた大岩監督「ホッとしました」も「決勝勝つ準備をする」
<U-23日本代表・U-23イラク代表>後半、大きく手を広げ、選手を鼓舞する大岩監督(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【サッカー・パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準決勝   日本2―0イラク ( 2024年4月29日    ドーハ )】 大岩ジャパンがパリ五輪切符を獲得した。サッカー男子パリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会は29日、準決勝が行われ、U―23日本代表はU―23イラク代表を2―0で下し、96年アトランタ大会から8大会連続となる五輪出場権を獲得した。
 大岩監督は「自信を持って我々のスタイルを貫こうと話をした。(後半は)少し我々が持つ時間を増やしたかったが、イラクも強くて苦労をさせられた」と淡々と戦いを振り返り「(出場権を獲得し)ホッとしました」と語った。大会全体を見据え、選手をうまく使い分けながら、五輪出場権をかけた準決勝にチームを最高の状態に仕上げた。

 日本は序盤から積極的に敵陣へ攻め込んだ。勢いをつけたのはエース細谷真大(柏)だった。前半28分、MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)のロングボールを華麗なトラップとターンで体勢を整え、最後は右足で流し込む先制弾。準々決勝のカタール戦から2戦連発で勝利をたぐり寄せた。さらに同42分には大畑歩夢(浦和)が右サイドで粘りながら相手との競り合いを制し、パスを供給。藤田がワンタッチで合わせ、ラストパスを送ると、最後はMF荒木遼太郎(FC東京)がネットを揺らした。

 後半は攻めの圧力をかけてきた相手に対し、交代カードを使いながら対応し、無失点で逃げ切った。

 大岩ジャパンは22年3月のチーム発足以降、候補合宿を含めると計86人の選手を招集してきた。大会前の全体ミーティングでは、指揮官が「86人の中から今、23人がここに来ている」と代表の意味を強調。選手たちは「残りの63人の気持ちも背負って戦う」と誓い、パリ切符を懸けた戦いに臨んでいた。

 「色々な選手が来て、その代表が今来ている23人なので。代表してしっかりとこの大会を勝ち抜こうと話をした。まだ1試合残ってますんで、しっかりと決勝を勝つように準備をしたい」と前を見据えた。アジアの頂点を目指し、その先のパリへ向かっていく。

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