川崎F・36歳小林 カズ超えJ1通算140号「何とか自分が、という気持ちで」

2024年04月29日 04:33

サッカー

川崎F・36歳小林 カズ超えJ1通算140号「何とか自分が、という気持ちで」
<広島・川崎F>後半、ゴールを決めた川崎・小林(中央)=Eピース Photo By 共同
 【明治安田J1リーグ第10節   川崎F2―2広島 ( 2024年4月28日    Eピース )】 明治安田J1リーグは5試合が行われ、川崎FのFW小林悠(36)が途中出場した広島戦でJ1通算140得点を達成した。三浦知良(ポルトガル2部オリベイレンセ)を抜いて歴代単独7位に浮上。試合は2―2で終わり、勝てば首位だった広島は3試合連続引き分けとなった。
 こぼれ球を右足で蹴り込むと、拳を握りしめて駆け出した。
 後半開始から登場した小林が0―1の同20分、左FKから同点弾。思わず感情をあらわにした36歳は「何とか自分が、という気持ちでピッチに入った。(ボールが)こぼれてくるのは気持ちが強いからだと思う」と振り返った。

 憧れだったカズを超える一撃。昨年11月12日の京都戦で肩を並べたが、左ふくらはぎの肉離れで出遅れた今季は足踏みが続き「このまま取れないで終わってしまうのかな」と思ったこともあった。前節までクラブワーストに並ぶ4戦連続無得点という苦境に、在籍15年目のベテランが反応。「上に上がっていく大事な試合」と訴えた鬼木監督の姿に「一番長くやっている自分が奮起しないで誰がやるんだという気持ちだった」と結果で応じた。

 途中出場からは通算27点目で播戸竜二に並ぶJ1最多記録。小林自身は得点後に負傷交代し、試合も引き分けに終わったが、どん底からの浮上を予感させる意地の一撃だった。

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