Jリーグ野々村チェアマン、町田―広島戦巡る“タオル水かけ”問題に言及「いかにいいものを見てもらうか」

2024年10月29日 18:08

サッカー

Jリーグ野々村チェアマン、町田―広島戦巡る“タオル水かけ”問題に言及「いかにいいものを見てもらうか」
Jリーグの野々村チェアマン Photo By スポニチ
 Jリーグは29日、東京都内で理事会を開いた。理事会後には野々村芳和チェアマンが会見し、先月28日のJ1第32節・町田―広島戦を巡る“タオル水かけ”問題について言及した。
 エディオンピースウイング広島で行われた同戦を巡っては、町田がボールを拭くためピッチ脇に置いたタオルに、広島の複数選手がボトルの水をかけたとされている。

 町田は先月30日付でJリーグへ要望書を提出。同クラブの原靖フットボールダイレクター(FD)は実際に狙い通りにロングスローを投げられなかった場面があったとして「実害があり判断した。度が過ぎている」と訴えていた。町田は別の試合でも相手チームにタオルを撤去され、運営スタッフが再配置するケースもあった。

 野々村チェアマンは「世界のサッカー界として、いかにいいものを見てもらうか、提供していくかということが最も大事なことだと思う」としたうえで「スローイン、ゴールキック、FKのあの間でロスになってる時間が数十分ある。アクチュアルプレーイングタイムをいかに60分平均に近づけていくかを徹底し、現場のみんなも含めて考えながらやっていくことが大事」と話した。

 続けて「イングランド・プレミアリーグも60分にどうやっていこうかとしっかっりとやってきてる」と例を挙げつつ「日本もJリーグとして、どんなサッカーをするかはクラブの選択ではあるけど、その中でも見てる人たちに継続して試合を見てるという実感を持ってもらうためにアクチュアルプレーイングタイムがすごく重要。レフェリーサイドはルールで縛ることをやるかもしれないけど、プレーしてる人たちや現場にいる人たちは、よりいいものを見せようという意識をどれだけ持てるかをこちらからはアプローチしていきたい」と見解を示した。

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