ローソン、富士山人気写真撮影スポット問題の対策強化発表「言語表記による公衆マナー遵守の看板設置」

2024年05月05日 13:34

社会

ローソン、富士山人気写真撮影スポット問題の対策強化発表「言語表記による公衆マナー遵守の看板設置」
ローソン公式ホームページから
 ローソンは5日、山梨県富士河口湖町の道路で、同社店舗の屋根越しに雄大な富士山を撮影できると外国人観光客らに人気となり、道路横断などのマナー違反が相次いでいる問題の対策強化を発表した。
 同社公式ホームページで「『ローソン河口湖駅前店』および『ローソン富士河口湖町役場前店』の対応と題し、「撮影スポットとして人気になっていることから、近隣住民の皆様や店舗ご利用客のお客様、その他多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

 その上で、「ローソン河口湖駅前店において、安全体制の強化を目的にこれまで本部社員を店舗に派遣するなどの対策を行ってまいりましたが、昨日5月4日に新たに多言語表記による道路の横断禁止の簡易看板を設置致しました」と報告。さらに「駐車場や道路での撮影が危険であること」「道路横断やゴミ放置の禁止など公衆マナーの遵守」の多言語表記の看板を早急に設置する予定だとしている。また、事故防止を目的に、警察や行政に相談の上、外部警備会社の専属警備員の配置も検討するという。ローソン富士河口湖町役場前店でも同様の多言語表記の看板を設置する予定。

 同社は、文面の最後に「今後も地域住民の皆様の生活の環境整備とご来店を頂く皆様への安全対策について、自治体及び警察への相談と連携を進め、対策を取らせて頂きます。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます」とつづっている。

 富士河口湖町などによると、「ローソン河口湖駅前店」前で撮影された写真が交流サイト(SNS)で話題となり、2022年12月ごろから混雑するように。ごみのポイ捨てや無断駐車、大型バスや車が走る町道を横切るマナー違反が目立つようになった。

 町は警備員を配置し、英語の注意書きを設置するなどしたが、改善されず、高さ約2・5メートル、幅約20メートルの黒い幕を設けることにした。歩道は町の所有物のため、設置することに問題はないとしている。

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