都知事選出馬の清水国明 あのねのね“相方”原田伸郎に相談「“番組降りるので代わりに”と」

2024年05月30日 14:34

社会

都知事選出馬の清水国明 あのねのね“相方”原田伸郎に相談「“番組降りるので代わりに”と」
東京都知事選に立候補した清水国明は会見後にガッツポーズ(撮影・菊地 一) Photo By スポニチ
 タレントの清水国明(73)が30日、都庁で会見し、7月7日投開票の東京都知事選に出馬することを正式表明した。
 会見で、立候補の理由について「今までやってきた災害支援がきっかけ」と言い、「首都直下型地震が起きた時に悲惨な状況が予想される。災害が起こる前に備えをしたい」と述べた。そして、長年、BS―TBSのバラエティー番組「噂の!東京マガジン」(日曜後1・00)してきたことをアピールし「皆さんの困りごとの相談に乗ってきた。困りごとを熟知している」と話した。同番組では、身近に起こっているさまざまな問題を出演者が直接取材するコーナー「噂の現場」があり、清水は1700カ所を取材したという。

 小池都政については「私は自然派。公園の木を切ることはどうかと思う」と明治神宮外苑地区の再開発に言及しつつ、「現在の都政に大きな不満は持っていない」とも述べた。

 フォークデュオ「あのねのね」の相方・原田伸郎(72)に相談したか聞かれると「相談したことは、番組を降りることで、代わりに出てくれるかと聞くと、“いいっすよ”と。そういう形でサポートしてくれている。政治的なことにはかかわりたくないタイプなので、応援演説は頼んでない」と話した。また、あのねのねの当初のメンバーだった、親交の深い落語家の笑福亭鶴瓶(72)については「重鎮になっているので、巻き込みたくないので言っていない」と話した。

 「あのねのね」は、京産大に入学した原田が、1年先輩の清水とバイト先で知り合い、原田が落語研究会で出会った鶴瓶、鶴瓶夫人らとを71年に結成。在学中の73年3月に原田と清水がデュオとして「赤とんぼの唄」「魚屋のオッサンの唄」でメジャーデビューした。

 清水はタレントとしての活動の一方、約30年間、災害被災地での支援活動をしてきた。1995年1月17日に発生した阪神大震災のボランティア体験。その後も東日本大震災、熊本地震、今年元日の能登半島地震と、大災害で被災地入りした。本紙の地震対策の特集記事にも登場し、災害時の浄水器の重要性を訴え、「指定避難所に一晩だけテントを張って寝かせてもらった。100回の防災訓練より1回のサバイバルキャンプ」などと語っていた。

 都知事選には、立憲民主党の蓮舫参院議員、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)ら20人以上が立候補の意向を表明。現職の小池百合子知事が3選出馬の意向を固めている。

 ◇清水 国明(しみず・くにあき)1950年(昭25)10月15日生まれ、福井県出身の73歳。73年、原田伸郎(72)と結成したフォークデュオ「あのねのね」で芸能界デビュー。作詞した「赤とんぼの唄」が大ヒット。80年代には国際A級ライセンスを取得しバイクレースに出場。釣り、キャンプが趣味でアウトドアタレントの先駆け。2018年3月に、25歳年下の女性と4度目の結婚。 

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