岸田首相 23日までの国会中の解散「考えていない」 逆風で解散回避へ

2024年06月05日 04:40

社会

 岸田文雄首相は4日、会期末を23日に迎える今国会での衆院解散の可能性に関し「今は政治改革をはじめ、先送りできない課題に専念している。それらに結果を出すこと以外のことは考えていない」と官邸で記者団の質問に答えた。
 今春闘での大企業を中心とした賃上げ実現や今月からの定額減税を追い風に、今国会中の解散を検討していたとされる。

 自民党内では、派閥の裏金事件で政権への逆風が収まらない状況で衆院選を実施すれば、議席の大幅減が避けられないとして当面、解散は回避すべきだとの意見が出ている。

 公明党の山口那津男代表も記者団に、地方選で相次ぐ与党系候補の敗北を挙げ「真摯(しんし)に受け止めなければならない」と早期解散に慎重な姿勢を示した。

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