岸田首相、野党党首から解散要求も拒否「結果を出していく」 党首討論では逆襲も

2024年06月20日 04:40

社会

岸田首相、野党党首から解散要求も拒否「結果を出していく」 党首討論では逆襲も
約3年ぶりに開かれた党首討論で、立憲民主党の泉代表(左)の質問に答弁する岸田首相 Photo By 共同
 岸田政権で初めてとなる党首討論が19日、国会で行われ、岸田文雄首相は立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党首から突き付けられた衆院解散や内閣総辞職の要求を拒否した。立民は内閣不信任決議案を20日、衆院へ単独提出することを決めた。
 討論に先立つ参院本会議で、自民党派閥の裏金事件を受けた同党提出の改正政治資金規正法が可決、成立。立民の泉健太代表は温存された政策活動費について、最終的な使途が不明で「消える魔球みたいだ。国民は知った。自民は表の金ではやれないと」と批判。

 自身の党内処分を見送った際の首相発言を引き合いに「国民に判断していただく時だ」と解散を迫った。首相は「先送りできない課題に取り組み、結果を出していく」と定番のフレーズでかわした。

 通常の委員会審議では一方的に追及される首相だが、党首討論の場だけに逆襲。泉氏とのやりとりで「禁止と言いながら政治資金パーティーを開くとか、労働組合から団体献金を受けるとか、あげつらう場ではないと思うが…」と、禁止法案提出との整合性が取れていない姿勢を問題視。「禁止、禁止、禁止と言うのは気持ちいいかもしれないが、現実を見ることのない案であってはならない」とやり返し、激しいヤジが飛び交った。

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