第1子からいきなり タカラトミー 出産祝いに200万円支給 育休社員をカバーする社員にも「応援手当」

2024年06月29日 05:30

社会

 タカラトミーは28日、社員やその配偶者が出産した際に1人当たり200万円を支給する「出産育児祝い金」制度を新設したと発表した。28日以上の育休取得が条件で、人数制限は設けない。こうした両立支援では携帯電話大手ソフトバンクが第3子以降に100万~500万円を支給しているなどの例があるが、第1子から200万円は同様の制度の中でも極めて手厚いとみられる。
 7月1日から適用する。これまで出産祝い金などはなかった。育児や介護で同僚の休業や短時間勤務が発生する職場で、業務をカバーする社員に「応援手当」を支給する制度も試験導入する。休業する社員の給与の3割に当たる額を支給し、複数人でカバーした場合は分配する仕組みとする。1年程度実施して効果や支給額を検証する。

 こうした制度で人材確保や定着につなげることが狙い。タカラトミーの担当者は「育休中の経験は復帰後の商品企画やサービスにもつながる」と話している。

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