安倍元首相銃撃事件から2年 安倍派国会議員は現場で追悼 昭恵さんは地元山口で三回忌法要に参列

2024年07月09日 05:30

社会

安倍元首相銃撃事件から2年 安倍派国会議員は現場で追悼 昭恵さんは地元山口で三回忌法要に参列
 「安倍晋三元総理の志を継承する集い」であいさつする岸田首相=7日、東京都千代田区 Photo By 共同
 安倍晋三元首相が奈良市で演説中に銃撃され死亡した事件は、8日で発生から2年を迎えた。
 近鉄大和西大寺駅前の現場近くには献花台が設置された。周囲は安全確保のため柵で囲われ、係員が訪れた人のかばんの中身を確認。自民党安倍派の幹部だった世耕弘成氏や西村康稔氏ら複数の国会議員も手を合わせた。現場近くでは午後5時ごろ、男性が「安倍晋三の追悼を許さない」などと叫び、奈良県警の警察官に取り押さえられた。

 妻昭恵さんは山口県長門市で墓参りをし、三回忌法要に参列。記者団に「無事に法要を済ませることができた」と述べた。市内のホテルで開かれたしのぶ会にも参加。出席者によると、安倍派の中堅・若手議員を前に涙を浮かべながら「志をしっかり継いでほしい」とあいさつした。

 事件は2022年7月8日午前11時半ごろ発生。山上徹也被告(43)が殺人罪などで起訴された。母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしており「(教団を韓国から)招き入れたのは岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」と供述したとされる。裁判の争点などを整理する手続きは既に4回行われているが、初公判は年明け以降になる見通し。

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