ディズニークルーズ就航 28年度から日本拠点に 総投資額3300億円、25年から造船開始

2024年07月10日 04:47

社会

ディズニークルーズ就航 28年度から日本拠点に 総投資額3300億円、25年から造船開始
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドがクルーズ船事業への進出を発表し、登場したミッキーマウス(左)とミニーマウス Photo By 共同
 東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは9日、日本を拠点とするクルーズ船事業に進出すると発表した。2025年度から造船を始め、28年度の就航を目指している。船内でミッキーマウスなどのディズニー・キャラクターが出演するショーなどを楽しむことができる。造船や開業準備にかける総投資額は約3300億円になる見込みだ。
 新たに造るクルーズ船は約14万トン。約1250の客室を備え、乗客定員は約4000人。日本籍のクルーズ船としては最大級になる。

 クルーズは主に首都圏の港を発着する2~4泊の短期航路を計画しているが、将来的には海外の港に立ち寄る長期航路への拡大も視野に入れる。クルーズ船事業を「新たな収益機会」と位置付けるオリエンタルランドは、運航開始から数年後の事業目標として利用者数年間約40万人、売上高約1000億円を掲げている。

 ディズニークルーズは現在、アラスカ、カリブ海、地中海で5隻が運航し、船内では「アナと雪の女王」「リトル・マーメイド」「アラジン」などのショーを上演している。基本となる旅行代金は約60万~100万円。今後、新たに3隻のクルーズ船が加わる予定で、シンガポール就航ルートも計画されている。

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