柔道・阿部兄妹飯で金メダル級の空の旅 気分は五輪選手!?JAL機内食で提供

2024年07月21日 04:45

社会

柔道・阿部兄妹飯で金メダル級の空の旅 気分は五輪選手!?JAL機内食で提供
豚の生姜焼き(阿部一二三:餃子の横、詩:ウナギの横)を食べる柔道の阿部一二三、詩 Photo By 提供写真
 パリ五輪の開幕が迫る中、金メダリストの食事を空の上で体験できる取り組みが話題になっている。日本航空が、日本代表選手の食事をサポートする味の素とコラボした機内食を提供。メニューはパリ五輪代表の柔道男子66キロ級の阿部一二三(26)、女子52キロ級の阿部詩(24)が兄妹同日金を獲得した東京五輪でも食べた“勝ち飯”だ。味の素の山沢ちとせさんは「選手と同じものを食べて、より親近感を持って応援するきっかけになれば」と力を込めた。
 メニュー名は「Powerd by 勝ち飯“やわらか豚の生姜(しょうが)焼き”にツナのだし炊きご飯を添えて」。9月10日まで、東京(羽田、成田)発の欧州、北米(バンクーバーを除く)、シドニー着便のファースト、ビジネスクラスのアラカルトメニューから選ぶことができる。メインの肉料理に加え、炭水化物のご飯、体の調子を整える野菜も載ったバランスの取れた一皿。日航の鈴木満美子さんは「見た目の彩りや味が好評。“これから五輪だね”という声もあり、機運の高まりを感じます」と笑顔を見せた。

 厚みのあるロース肉をタレにしっかりと漬け込み、ショウガの優しい風味が味わえる。同メニューは阿部兄妹が減量の後に食べる回復食。豚肉に多く含まれるビタミンB1は疲労回復に効果的で、絞りに絞ったアスリートの体にパワーを注入するには最適だ。

 山沢さんによると「夏バテしがちな今の時季にもぴったり」だという。仕事や旅行など、乗客にとっては飛行機を降りた後が勝負。「ある意味お客さんは、選手と同じ状況。本番直前にコンディションを整えて、頑張る活力になればうれしい」とうなずく。一口食べれば、気分は五輪選手!?鈴木さんは「“金メダル級の空の旅”をお楽しみください」とアピールした。(小田切 葉月)

 ≪ラウンジでは勝ち飯スープ≫羽田・成田空港の日航ファーストクラスラウンジでは19日から、パリ五輪に臨む日本選手が現地で食べるメニューをアレンジした「“勝ち飯”うま味スープ」の提供が始まった。丸鶏のうま味たっぷりな優しい味わいながら、ブロッコリーと鶏ひき肉、ギョーザ入りで栄養バランスはばっちり。パリ五輪では、このスープが金メダルの原動力になるかもしれない。

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