市販薬の乱用 10代が最多に 厚生労働省研究班の初の全国調査

2024年07月21日 04:42

社会

市販薬の乱用 10代が最多に 厚生労働省研究班の初の全国調査
龍生堂薬局大久保店の商品棚 Photo By 共同
 せき止め薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(市販薬)を過去1年間に乱用目的で使った経験がある15~64歳は0・75%で、約65万人と推計されることが20日、厚生労働省研究班の初の全国調査で分かった。
 年代別人口に対する割合は10代1・46%、50代1・24%の順で多かった。

 薬の過剰摂取(オーバードーズ)が社会問題となる中、実態を踏まえ、販売制度見直しと当事者支援を両輪で進める必要がある。

 研究代表者で国立精神・神経医療研究センターの嶋根卓也研究室長は「全体像を初めて捉えることができた。10代を中心に広がっていることを強く示唆する結果だ」と話す。

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